保護活動マニュアル

STEP3| 保護した犬の飼育方法について

STEP3| 保護した猫の飼育方法について

<基礎知識>国際的な動物福祉の基本「5つの自由」

この記事は 犬 猫 に当てはまる内容です

動物福祉はアニマルウェルフェア(Animal Welfare)という言葉で日本でも見聞きする機会が増えています。アニマルウェルフェアは欧州で提唱され始めた概念で、国際的にも「5つの自由」という指標があります。

家庭犬の飼育をはじめ、保護した犬や猫の預かりボランティアを行う際は、この「5つの自由」を理解し、遵守することが求められます。

  • ①飢えや渇きからの自由(Freedom from Hunger and Thirst)

健康維持のために適切な食事と水を与えること。

 

  • ②痛み、負傷、病気からの自由(Freedom from Pain, Injury and Disease)

怪我や病気から守り、病気の場合には十分な獣医医療を施すこと。

 

  • ③恐怖や抑圧からの自由(Freedom from Fear and Distress)

過度なストレスとなる恐怖や抑圧を与えず、それらから守ること。
動物も痛みや苦痛を感じるという立場から肉体的な負担だけでなく精神的な負担もできうる限り避けること。

 

  • ④不快からの自由(Freedom from Discomfort)

温度、湿度、照度、など、それぞれの動物にとって快適な環境を用意すること。

 

  • ⑤自然な行動をする自由(Freedom to Express Normal Behavior)

各々の動物種の生態・習性に従った自然な行動が行えるようにすること。
群れで生活する動物は同種の仲間の存在が必要。

出典:環境省  ペットの「5つの自由」のこと

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