ちばわん

保護団体

(2011年9月14日掲載開始)

250名が同じ志でつながる団体!シェルターを持たずボランティアが各家庭で預かり活動

「365日のうちのほんの一日でもいい、ほんの数時間でもいい。できることを出来る人が負担なくやろう」という無理のない姿勢が、多くのボランティアの共感を得て「できること」を全員で分担しています。

またボランティアの種類が多種多様で、自宅で動物を預かることが不可能な人は、動物の搬送ボランティアやイベント時のテント設営やフリーマーケットの販売スタッフ等を。また、専門知識や技術があるスタッフは印刷物・ツールの制作、WEB関係の運用等を行っています。

活動内容

常時100匹以上の犬猫を保護。ボランティアの多さとネットワークの広さを活かして活動領域を拡大

 

行政機関からのレスキュー活動の他に、経営が立ち行かなくなったブリーダーからの動物達の保護、地域猫の不妊・去勢活動、保護センターでの動物の様子を撮影したパネル展の開催など、ネットワークの広さを生かして活動の域を拡げています。

 

また常時100匹以上の犬猫たちを保護していて、定期的に行われる里親会では、サイトを見て気になった家族募集中の犬猫と里親候補さんとのお見合いを行っています。一部の譲渡会場では、これから保護犬猫を迎えようとする方々に対して、獣医師もしくはトリマーが参加して犬猫への処置やケア、相談を行っています。

今後のビジョン

動物愛護センターからの犬・猫の引出しと譲渡に加え、TNR活動に注力

 

常時100頭以上の保護された犬猫は、連携する動物病院のご協力により実費のみで治療や不妊・去勢手術をしてもらっていますが、2016年で約1,592万円、2017年で約1,218万円と膨大な医療費がかかっています。なんとか現状の保護頭数を維持しながら、さらにTNR(繁殖制限)活動にも力を入れていきたいと思っています。

 

理由としては、これまでの活動でセンターへの収容数を大きく減らすためには不妊・去勢を行う必要があることを痛感。千葉県も野良猫や多頭飼育に関連するセンターへの持ち込みが多いので、今後も行政と連携して不妊・去勢手術を進めていきます。

 

また、定例「いぬねこ親会」は新規会場等での開催を行うことで、より多くの方々に保護犬・猫との出会いの場を提供していきたいです。現在、野良猫や多頭飼育に関する相談は沢山いただいていますので、団体がまるごと引き受けるのではなく、相談者さん自身が行動を起こしてくださるようなサポートもしていきたいです。

寄付使途

保護犬や保護猫の医療費、その他非営利活動費

スタッフからのメッセージ

ちばわん

代表 扇田 桂代さん

「行政でレスキューする猫は圧倒的に乳飲み子の猫が多く、生まれたから捨てた、ということが多いのです。だから、生まれる前に蛇口を閉める活動がとても大切だと思っています。一般の方から『猫を拾って困っています』というような相談にも快く応じ保護する方法をレクチャーしています。 いつもこう思っているんです。『やらないで後悔するより、やって後悔しよう』と」

里親さんからのメッセージ

猫3匹の里親さん

幸丸 夕起さん

「日本らしい猫を飼いたい、と探したら『ちばわん』のサイトに行きついたんです。そこで、1匹目のあかねを家族に迎えました。保護猫を引き取ることに抵抗はなかったんですが、迎えるまでの手続きがいろいろあり驚きました。やはり一度捨てられている猫なので、終生愛情を持って飼えるかなどの細かい手続きがあるんです。お見合いをするために、預かりさん宅に出向いたり、住環境の確認のため自宅へスタッフが来たりしますから。ペットショップから猫を購入する感覚とは違うので、途中でくじける人もいるかと思いますね。逆にメリットとしては、保護されてからしばらくの間は預かりさんがみてますから、性格や健康状態を詳しく説明してくれて安心感はありました。その後、兄弟猫の風花と茶々丸も家族に迎えました。この時は先住猫と相性が悪く、諦めようかと思いましたよ。ですが、トライアル期間(1か月)の間が終わるころ急に仲良くなってくれて、今では3匹がくっついて猫布団状態で寝ている姿を見ると本当に癒されます。私は仕事の都合で海外も多いので預かりさんはできません。ですが、自分の有給休暇を使ってイベントボランティアをやっています。幸せなマッチングのある場で、お手伝いができるのはとても楽しいことですね。イベントは参加者のリスト作りや参加予定の動物たちの紹介プロフィールの作成など事前準備が多いのですが、『ちばわん』のおかげでPCも上手になりました(笑)。これからも、出来る範囲でお手伝いできたら、と思っています」

基本情報

団体名

ちばわん

住所

栃木県大田原市
※住所の詳細は飼育放棄動物放置防止のため非掲示

TEL

090-2221-0236 ※電話での問い合わせは不可。メールにて連絡

メールアドレス

ougitakayo_c_wan@yahoo.co.jp

HP

http://www.chibawan.net/

代表者

扇田 桂代

活動収支報告

http://chibawan.net/about/budget_10

詳細情報

活動開始日

2002年1月

活動エリア

主に千葉県・東京都・神奈川県

スタッフ数

ボランティア250名 ※2023年12月現在

団体業態

一般家庭での一時預かり型

シェルター

動物種

犬 6割 (純血 2割:ミックス8割)
猫 4割(純血 0割:ミックス10割)

保護頭数

2022年

犬(保護数 122頭:譲渡数 148頭)

猫(保護数 120頭:譲渡数 102頭)

2021年

犬(保護数 186頭:譲渡数 153頭)

猫(保護数 139頭:譲渡数 136頭)

2020年

犬(保護数 140頭:譲渡数 131頭)

猫(保護数    155頭:譲渡数  161頭)

 

累計

犬(保護数 約6937頭:譲渡数 約6137頭)

猫(保護数 約3100頭:譲渡数 約2202頭)

しつけ

有(内容:ごく一般的なもののみ。待て・お座り等)

獣医

協力有(約15の動物病院が良心的な価格での協力体制あり)

平均滞在日数

1週間から1年以上とケースバイケース

譲渡規則

譲渡条件

有 (直接説明、自宅確認、トライアル期間、室内飼い、ワクチン狂犬病予防接種、フィラリア抗体検査、不妊去勢手術、マイクロチップ、検便、血液検査)

譲渡金額

有 (¥15,000~¥30,000/金額の違いは譲渡するまでにかかる医療費による)

譲渡後戻り頭数

1%未満

動物に対する福祉体制

譲渡会場には全会場に獣医師が常駐し医療や健康面のアドバイスやマイクロチップ装着やデンタルケアを実施、譲渡会やイベントは時間や天候に配慮、個体の性格やタイプなどを配慮しながら参加、脱走防止のためダブルリードを徹底、猫の譲渡会は室内のみ・冷暖房完備の会場

団体のビジョン

「できること」を分担した結果、さまざまな形のボランティア集団に。
里親会は同窓会のように賑やかで、友達同士で里親を始める方や、「2頭目は保護犬を」と里親になった縁でボランティアになる方も多数。
また、ボランティアの種類が多種多様なのが大きな特徴。自宅で動物を預かることが難しい場合は、動物の搬送ボランティアやイベント時のテント設営やフリーマーケットの販売スタッフ等を行うイベントボランティアに。また、専門知識をいかし譲渡会で協力してくれる獣医師や、印刷物・グッズの制作関係、WEB関係のボランティア等々。「365日のうちのほんの一日でもいい、ほんの数時間でもいい。できることを出来る人が負担なくやろう」その無理のない姿勢が、多くのボランティアの共感を獲得。

団体の特色

一番の特徴は、シェルターを持たず預かりボランティアが各家庭で預かる形式。ボランティアすべての人が、殺処分0を目指して活動。

活動内容

「犬猫みなしご救援隊」との協働作業である、全国規模でのTNR活動を続けていくこと、動物愛護センターからの犬猫の引出しと譲渡に力を注ぎつつ、定例いぬねこ親会については、新規会場等での開催を行い、より多くの方々に保護いぬねことの出会いの場を提供できるよう尽力。その他、他団体のイベント等へについても、積極的に参加を行うことで、動物愛護啓蒙活動にも力を注ぐ。

定期イベント

毎月第3日曜 江戸川区篠崎緑地 定例いぬ親会
葉山町 いぬ親会
船橋市 いぬ親会
港区赤坂 ねこ親会
横須賀市 さくらの里 いぬ親会 ねこ親会
柏中央 いぬ親会
江戸川区葛飾 いぬ親会

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