保護犬への寄付支援で医療ケアを 廃業を決意したブリーダーからのレスキュー報告
アニマル・ドネーションは、独自の選定基準で通過した認定団体へ確かな寄付をお届けしています。今回は、10頭以上の多頭飼育崩壊現場から5頭以上引き取られた団体を対象にした緊急支援基金の使途を伺いました。
保護団体の『わんわんさくちゃんお日様の会』さんへ2023年8月にお届けした86,000円の使い途とレスキュー詳細について、代表の東雲さんがお話をしてくださいました。
保護団体と協働でレスキューした多頭飼育現場
ー多頭飼育レスキューの依頼はどこからありましたか?
「ブリーダー本人からの依頼でレスキューに向かいました」
ー現場の状況を教えてください。
「30代のブリーダーが家族のサポートを受けて飼育繁殖を行っていたが、家族が亡くなられたことにより、子育てしながらの飼育が困難となり、廃業を決意したそうです。ブリーダーが知人に相談したところ、当会にレスキュー依頼がありサポートすることになりました。
レスキュー当時、全ての犬たちが外飼いの状態でした。家族の死亡後、満足に世話が出来ていなかったようで、保護犬たちはみな、瘦せて汚れていました 。ドーベルマンやフレンチブルドッグなど、一般的には飼育が難しいとされる犬種も多く、他の保護団体とも協力してレスキューを行いました」
保護した犬たちの幸せへ確かな寄付を
ー今回のご寄付はどのようにお使いになりましたか?
「保護した子達の医療費に使わせていただきました。保護後に、血液検査や糞便検査、エコーや目・耳・皮膚の検査等、各種検査を行いました。ご支援、有難うございました」
ーその後、引き取った犬たちの様子はいかがでしょうか
「先日、ブログでも報告しましたが、レスキューで保護したドーベルマンのステラは、7月に避妊手術と歯石除去を行い、8月20日よりトライアル開始していました。そのトライアル先で譲渡が決まり、名前もステラからティアラになりました。今回の譲渡先では以前もドーベルマンも飼育しており、安心してお任せできます」
ー最後に寄付支援者の皆様へメッセージをお願いします。
「受け入れや譲渡が難しい大型犬、超大型犬を中心に保護を行い、適正な環境の中で生活でき、終生飼育を行っていただける里親様に命のバトンを繋げるため頑張っております。 その思いを里親の方々も共感していただき、今では沢山の里親の方々がボランティアとして、当会、わんわんさくちゃんお日様の会を支援してくださっております。 また、当会の活動をブログなどで見てくださった方々からの温かなお言葉、支援金、支援物資は活動を行う上でとても心強く、力になっております。ありがとうございます。 今後も動物たちが家族として温かな家庭の中で暮らして行けるよう、頑張ってまいりますので、引き続き、皆様のご支援をお願いいたします」
わんわんさくちゃんお日様の会は、保護動物たちが犬らしく快適に過ごせる飼育環境をより強化するために、大型犬や超大型犬に合わせてドッグランのフェンスの高さを出し、より広大なドッグラン建設に向けて土地の整備も進めている団体です。
これからもアニマル・ドネーションは、動物福祉に則した保護団体からの信頼できる情報をお届けします。
わんわんさくちゃんお日様の会へのあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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