寄付したお金の使い途レポート

医療機関で活動する動物やハンドラーへの支援に

アニマル・ドネーションは、独自の選定基準で通過した認定団体へ確かな寄付をお届けしています。

 

今回は「公益社団法人 日本動物病院協会 JAHA」さんへ、2023年5月に68,886円、6月に32,981円をお届けしました。今回の寄付金をどのように使われたのか、事務局の山内さんにお話を伺いました。

 

CAPP活動で働く犬たち

―アニマル・ドネーションからの寄付を何にお使いになりましたか?

 

「医療機関に参加する動物の腸内細菌検査・口腔内細菌検査、新しく小児病棟の活動に参加するハンドラーさんの抗体価検査やワクチン接種などに使用させていただきました。おかげさまで少しずつ医療機関での活動が再開できるようになっています」

 

―具体的な活動例を教えていただけますか?

 

「イベントも少しずつ復活していて、CAPP*の広報活動にも参加できました。弊会年次大会では、コロナ禍でおうち時間が増えたCAPP活動休止期間中に、柴内裕子先生によって考案されたドッグダンス『花は咲く』を披露しています」

 

*CAPP:人と動物のふれあい活動(Companion Animal Partnership Program)の略称。動物介在活動、動物介在療法、動物介在教育などのアニマルセラピー

 

 

ドッグダンス
ドッグダンス「花は咲く」スタンバイ中

 

 

講義中は静かに話を聞くセラピー犬
年次大会講義中は、静かにお話を聞いています

 

「2023年5月に、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が変更となり社会的に大きな影響をもたらしましたが、CAPP活動も同様でした。2022年度のCAPP活動訪問回数は、平均11.9回/月でしたが、2023年度(2023年4-9月末現在)は、平均25.6回/月と格段に増えています。各施設や院内ではまだまだ大変な感染予防対策を行いながらですが、またこうして活動を受け入れてくださり感謝しています」

 

 

「そして日本獣医学フォーラム年次大会も、コロナ禍後初めての対面開催をいたしました。『働く犬ブース』では、CAPP認定ペアによるふれあいとPR活動を行いました」

 

働く犬ブース
働く犬ブースの掲示物

 

「広報活動では大会参加者との交流も図ることができました。普段は施設、医療機関、学校など特定の場所で活動するため、一般の方と直接ふれあう機会はあまりありません。ふわふわの毛や愛らしい姿に癒されながら、セラピー犬の仕事について知っていただくよい場となりました」

 

働く犬ブースで一般参加者とふれあうセラピー犬

働く犬ブースで一般参加者とふれあうセラピー犬

働く犬ブースで一般参加者とふれあうセラピー犬

働く犬ブースで一般参加者とふれあうセラピー犬

 

 

これからも動物とハンドラーの活動の力に

―最後に、寄付してくださる方へメッセージをお願いします。

 

「CAPP活動に参加しているハンドラーさんと動物たちは、忙しい日々の生活の合間を縫って、ボランティアとして大きな役目を果たしてくれています。家族としての絆を大切に、ご自身と動物の健康管理、活動前のシャンプーやトリミング、定期的な健康診断の受診、しつけトレーニングの勉強と実践等、活動当日だけでなく日々さまざまに活動の準備をしています。そういった中で、検査費などをご寄付から賄えていることは大変ありがたいことです。引き続きご支援を賜れますと幸いです」

 

ドッグダンスチーム
2023ドッグダンスチーム

 

 

これからもアニマル・ドネーションは、確かな寄付をお届けするべく団体さんからの現場の情報をお伝えします。

JAHAさんへのあたたかいご支援をよろしくお願いします。
 

 

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