寄付したお金の使い途レポート

【わんわんさくちゃんお日様の会】 緊急支援基金の使い途について

アニマル・ドネーションではみなさまからお預かりした緊急支援基金を、10頭以上の多頭飼育崩壊レスキューに入り5頭以上引き取られた団体様へお届けしています。

今回は保護団体の『わんわんさくちゃんお日様の会』さんへ2023年3月に60,000円をお届けしました。

レスキューの詳細と基金の使い途について、代表の東雲さんにお話をうかがいました。

 

高齢のブリーダーが亡くなり行き場の無くなった子たち

ー多頭飼育レスキューの依頼はどこからありましたか?

「死亡したブリーダーの知人から要請がありました

 

ー現場の状況を教えてください。

高齢のブリーダーが自宅にて小型犬の繁殖を行っていましたが、ブリーダー本人が死亡したためレスキューに入った次第です。ブリーダー死亡時においては、50頭程度の繁殖犬がいましたが、死亡したブリーダーの関係者が、まだ繁殖犬として使うために既に40頭程度を引き出していました。ブログ等で当会を知った関係者がレスキューを依頼してきており、当会が入った段階では繁殖に使えない小型犬のみが残されており、全頭レスキューとなりました。どの子も全く手入れもされておらず、皮膚疾患の子も数頭いました。全体的に人に慣れておらず、怯えている子が多くまた、栄養状態にも問題があるように思えました

長く手入れをされていないのがわかります
どの子も怯えた様子で不安そうでした

保護した犬たちの幸せの為に

ー今回のご寄付はどのようにお使いになりましたか?

「ブリーダーの死後、しばらく放置されていた事もあり、健康状態の不安な子が多くいました。その為、保護後に、血液検査や糞便検査、エコーや目・耳・皮膚の検査等、各種検査を行いました。その結果、眼圧の高い子には点眼薬、皮膚疾患の子には薬用シャンプー、中には乳腺腫瘍の手術が必要な子もいました。その為、今回のご寄付は全て、保護した子達の医療費に使わせていただきました。有難うございました

保護した子はみんな健康状態のチェックを行います
皮膚疾患がある子も複数いました

 

 

 

ー最後に寄付支援者の皆様へメッセージをお願いします。

「受け入れや譲渡が難しい大型犬、超大型犬を中心に保護を行い、適正な環境の中で生活でき、終生飼育を行っていただける里親様に命のバトンを繋げるため頑張っております。 その思いを里親の方々も共感していただき、今では沢山の里親の方々がボランティアとして、当会、わんわんさくちゃんお日様の会を支援してくださっております。 また、当会の活動をブログなどで見てくださった方々からの温かなお言葉、支援金、支援物資は活動を行う上でとても心強く、力になっております。ありがとうございます。  今後も動物たちが家族として温かな家庭の中で暮らして行けるよう、頑張ってまいりますので、引き続き、皆様のご支援をお願いいたします」

 

里親さんを中心としたボランティアが活躍しています

 

 

わんわんさくちゃんお日様の会は、保護動物たちが犬らしく快適に過ごせる飼育環境をより強化するために、大型犬や超大型犬に合わせてドッグランのフェンスの高さを出し、より広大なドッグラン建設に向けて土地の整備も進めている団体です。

これからもわんわんさくちゃんお日様の会へのあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

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