寄付したお金の使い途レポート

【特定非営利法人アグリドッグレスキュー】マルチーズの多頭飼育放棄による緊急支援金の使い途について

アニマル・ドネーションでは、皆様からお預かりした緊急支援基金を、10頭以上の多頭飼育崩壊レスキューに入り、5頭以上引き取られた団体様へお届けしています。

今回は「全ての犬を笑顔に」をモットーとして、埼玉・千葉を中心に東京・神奈川・茨城でも活動している保護団体『特定非営利法人アグリドッグレスキュー』さんへ、8頭分のレスキューを行なった緊急支援基金として、80,000円をお届けしました。  

レスキューの詳細と基金の使い途について、広報の鈴木さんにお話をうかがいました。

現場にいたのは全82頭…個人宅でマルチーズの多頭飼育崩壊

ー多頭飼育崩壊のレスキュー依頼はどこからありましたか?

「個人宅でマルチーズの多頭飼育放棄が発生、越谷市保健所から連絡を受けました。 元々は、飼い主より保健所にレスキュー要請があり自宅を訪問したところ、申告より遥かに多い82頭のマルチーズがいたそうです。 全てを保健所に収容することは難しい為、保護団体が引き取る時に自宅から連れてくる形をとることになり、アグリを含め複数の保護団体が段階的に引出しました」

 

現場にいた頭数や状況を教えてください

「現場にいたのは全82頭、全てマルチーズで、アグリでは保健所からの連絡を受けて11月25日に5頭、12月21日に3頭の計8頭を引き取りました。 栄養状態はそこまで悪くなかったものの、角膜炎、停留睾丸、パテラ等、治療が必要な子が多かったです。 また、糞尿で汚れがひどく、ワクチンやフィラリア予防等もされていなかった様で、適切な飼育環境ではありませんでした」

 

 

保護した犬たちの健康を取り戻すために

今回のご寄付はどの様なことに使われましたか

「保護した犬たちの医療費に利用させていただきました。ワクチン、フィラリア予防、ノミ・ダニ駆虫、不妊手術等の基本的な処置、停留 睾丸や腫瘍のある子の手術等、症状に応じたケアを継続しています」

 

その後、引き取った犬たちの様子はいかがでしょうか

「適切な治療のおかげで元気を取り戻し、預かりスタッフ宅で元気いっぱいに過ごしています。いたずらっ子や甘えん坊等、本来の個性 を発揮しつつあるように見えます。1頭は里親様が決まり、現在トライアル中です」

 

 

寄付してくださる方へのメッセージをお願いします

「ご支援をいただき、ありがとうございます。 皆様のご支援があるからこそ、環境の良くないところに暮らす犬たちを引き出し、健康を取り戻し、幸せな暮らしに導いてあげることが できます。引き続き、アグリの活動を応援していただけますと幸いです」

 

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