寄付したお金の使い途レポート

【認定特定非営利活動法人アニマルレフュージ関西】寄付したお金の使い途レポート

2022年3月にアニマル・ドネーションを通して、関西にある保護団体『認定特定非営利活動法人アニマルレフュージ関西(通称アーク)』さんに 387,332円の寄付金をお届けしました。この寄付金についてどのようにお使いになったか、担当の奥田さんにお聞きしました。

 

柴犬多頭飼育崩壊レスキューに医療費ケアを

ー今回の寄付を何にお使いになったか、具体的なエピソードと共に教えてください。

 

「主に医療費です。一番最近ですと、屋内外で飼育されていた柴犬多頭飼育崩壊レスキューの子達に活用させていただきました。ノミ・ダニやフィラリアの予防がされていなかったために、保護した大半に疥癬を疑う皮膚症状が見られました。中にはフィラリア陽性が確認された個体もいて、長期間の治療を必要としますが、皆様からのご支援のおかげで質の高いケアを維持することができています」


屋内外で飼育されている柴犬たち

 

疥癬治療中のウィステリア。写真は緊張するけど、普段は愛嬌たっぷり♪


 

保護犬たちに健やかで幸せな毎日を

2020年11月~12月に多頭飼育崩壊レスキューを行い、アークでお引き受けした子達は全員譲渡が決まりました。その後さらに、別団体で引き受けたものの長く譲渡先が決まらない子を、アークのシェルターでお世話することにしました。リホームしてきたのは、臆病な性格で人馴れが進まない子や持病のある高齢犬です。過酷な環境を生き抜いてきた子達が、まずは楽しく健やかに暮らせるように、適切な医療・療養用フードが継続して必要で、ここでも皆様のご支援に支えられています。”譲渡する”ことよりも、保護動物のQOLを高く保つことを第一に考えていますが、もちろん優しい里親さんとのご縁もお待ちしています」


シェルターでのんびり暮らすアーモンド
スタッフさんの細やかなケアの賜物です

保護活動の支えは、皆様のお力添え

ーご寄付くださる方へメッセージをお願い致します。

 

柴犬多頭飼育崩壊レスキューについては、現在進行形で対応中です。早く地獄のような環境から救ってあげたい気持ちはあるものの、私達のシェルターでも一度に全頭保護はできません。けれど、全力で取り組んでおりますので、また別途、詳細なご報告をさせていただく予定です。高齢犬や持病のある犬なども、彼らが育った環境とそれぞれの性格をきちんと理解してお迎えいただいており、大変ありがたく思っております。対応が大変な多頭飼育崩壊レスキューや、なかなか譲渡に繋がらない保護動物のお世話などは、皆様からのお力添えあってのものです。ありがとうございます。今後もアークの活動を応援していただけると幸いです」



フィラリア症はノミ・ダニと違い、寄生虫が心臓や肺に寄生して、貧血や呼吸困難を引き起こす病気です。その為、お世話や不妊去勢手術には、日々の丁寧な体調管理が欠かせません。沢山の保護動物を抱えながらも、一つひとつの命と真っすぐに向き合うアークさんの情熱と愛情に、毎度ながら頭の下がる思いです。前述の柴犬多頭飼育崩壊レスキューについては、現在続報を準備中ですので、しばらくお待ち下さいませ。


リアルタイム情報は、アークさんの インスタグラムブログ で日々発信されているので、是非そちらをご覧下さい。もしかしたら運命のワン・ニャンに出会えるかも?

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