認定特定非営利活動法人 アニマルレフュージ関西
保護団体
海外の動物保護先進国と同水準の施設を次々に展開中!さらに多くの犬や猫を保護
イギリスから教師として来日したエリザベス・オリバー代表が個人で傷ついた動物の救助・保護を始めたのがきっかけで発足。1995年に起きた阪神淡路大震災の際には600頭を超える被災動物を保護。TV雑誌等のメディアにも多数取り上げられ、全国的に知られる動物保護団体となり、多くの財政的及び人的支援が得られるようになり、設備が充実するようになりました。その後も、東北大震災や熊本地震などの巨大災害時にはいち早く現地入りして、被災動物の保護にあたってきました。
2008年に英国王立動物虐待防止協会の日本初の海外会員に認定され、海外(20ヵ国以上)からのボランティアや支援も多く、世界中にネットワークを拡げています。
活動内容
動物福祉先進国の基準を満たす保護施設で、犬・猫それぞれ100頭以上を保護
犬を約170頭、猫を約130匹保護しており、兵庫県篠山市には、世界水準の新たな保護施設「篠山ARK」の建設を進めています。実際の保護施設運営にあたっては、「動物の5つの自由」の理念を念頭に、最大限可能な限り、快適な環境と十分な運動を確保することを基本としています。さらに動物福祉の観点から保護動物は全て不妊去勢処置を施します。
新たな飼い主を探す活動のため、東京中心の関東圏や大阪、兵庫、奈良等の関西圏で里親会を開催。里親会には1回あたり10頭前後の犬猫と職員、ボランティアが参加し、ARKについての説明や正しい犬猫の飼い方等の啓発活動も合わせて行います。
また、これまで様々な会場で保護動物の写真展を開催してきた他、オリバー代表が各種学校やイベント会場に出向き動物福祉に関わる講演も行っています。著書「動物と分かちあう人生」(河出書房出版)、「日本の犬猫は幸せか」(集英社新書)も発表されています。
今後のビジョン
世界基準の猫舎と、動物福祉の教育のための施設を造ることを計画
より多くの見学者や教育啓発プログラムへの参加者を増やすことで、動物福祉先進国では当たり前のことになっている、犬や猫をペット店からの購入ではなく保護施設から受け入れるということを広め、1頭でも多く譲渡していきたいです。
また、困難な状況に置かれた動物を救済しようとする人同士のネットワーク作りと真に有効な動物保護法の制定を目指しています。
寄付使途
動物医療費や機器類(医療機器)の費用、篠山アーク猫舎建築費用、その他非営利活動費
この団体の活動・お金の使い途レポート
基本情報
- 団体名
認定特定非営利活動法人 アニマルレフュージ関西
- 住所
大阪府豊能郡能勢町野間大原595
- TEL
072-737-0712
- メールアドレス
- 代表者
オリバー エリザベス アン
- 会員構成
アークメンバー1,361名
*2023年12月現在
詳細情報
- 活動開始日
1990年11月(法人化:1999年9月6日)
- 活動エリア
大阪府・兵庫県・東京都
- スタッフ数
専従(有給)22人 ボランティアスタッフ:100人以上
*2023年12月現在
- 団体業態
シェルター型、一般家庭での一時預かり型の両方
- シェルター
有(最大収容頭数 犬 220頭、猫 150頭)
- 動物種
犬:6割(純血 3割:ミックス7割)
猫:4割(純血 1割:ミックス9割)
- 保護頭数
2022年
犬(保護数 78頭:譲渡数 65頭)
猫(保護数 46頭:譲渡数 44頭)
2021年
犬(保護数 74頭:譲渡数 67頭)
猫(保護数 42頭:譲渡数 45頭)
2020年
犬(保護数 48頭:譲渡数 54頭)
猫(保護数 26頭:譲渡数 42頭)
累計
犬(保護数 5,070頭:譲渡数 4,205頭)
猫(保護数 2,688頭:譲渡数 2,130頭)
- しつけ
有(仔犬の場合は、他の犬とあえて同一犬舎に入れたり、大勢のボランティアさんに抱っこしてもらったり散歩に連れて行ってもらうことで、社会化の訓練を行う。
また保護犬の場合は、散歩時に散歩させやすいよう、人のそばにつくて歩くトレーニングを行う。さらに、人の指示に従うことを喜ぶタイプの犬には「おすわり」、「待て」等の基本コマンドを学習させる。
年に一度、英国の大手犬保護団体Dogs Trustからドッグトレーナーを招き、ケンネルスタッフが問題行動のある犬等のトレーニングを学び、実践。
- 獣医
協力有 常駐(1名)その他3名の獣医師が月当番制
- 平均滞在日数
約半年
- 譲渡規則
有
- 譲渡条件
有(直接説明、自宅確認、室内飼い、ワクチン、狂犬病予防接種、フィラリア抗体検査、不妊去勢手術、マイクロチップ)
- フォローアップ
有 (基本は、電話やメールでのフォロー。里親に対して全幅の信頼をおけない場合など、予告せず自宅訪問する場合も稀に有り)
- 譲渡金額
有(¥20,000)※犬の場合は+登録代¥3,000+狂犬病予防ワクチン接種済票発行代¥550が必要
- 譲渡後戻り頭数
慎重な家族面接の上、譲渡を実施するためすぐに出戻ってくることはほぼなく、年に1、2頭程度。ただし、何年か経って里親さん家族にやむを得ない事情(病死や海外への転勤等)が発生し、出戻ってくるケースは年に数例発生する場合も有り。
- 動物に対する 福祉体制
里親資格として室内飼いが前提、繋留は原則禁止(里親さん宅でも)、不妊去勢手術の実施、動物の5つの自由の理念に則った施設運営。篠山の犬舎は、完全室内で床暖房完備、半数以上の犬舎がエアコン完備。
能勢のシェルターでも、扇風機、湯たんぽ、カイロ、こたつ(猫)等を利用して温度管理に努め、小型犬、老犬は完全室内の冷暖房完備の部屋にて保護。
- 団体設立のきっかけ・沿革
傷ついた動物たちを救助するために、来日中のイギリス人英語教師エリザベス・オリバーが友人と共に1990年設立。当初はフード等の僅かな援助で活動していたが、次第に多くの協力者を得て支援が拡大。同時に保護動物数も増大したため、ボランティアだけでなく、スタッフを採用して動物保護の基盤を整備。
1995年阪神淡路大震災の被災動物600頭越に対応。マスコミに取り上げられ全国規模の保護団体に成長
2005年東京事務所を開設
2014年兵庫県丹波篠山市に新シェルター(篠山アーク)を稼働開始
- 団体の特色
国内の大規模保護施設としては草分け的存在
国内最大規模の収容力(犬 250頭、猫 180頭)
個人支援者の数が多い
登録支援者数約3,000人、ニュースレター郵送先約20,000件
海外の動物保護先進国と同水準の保護施設(篠山ARK)
多数の登録ボランティアの存在(年間の延べ数1,000人超)
バイリンガル(日・英)での情報発信
海外からのボランティアや支援の多さ(20カ国以上)
いくつかの大企業のイベントへの参加(阪急百貨店、モンベル、フィアット、ヤナセ等)
野良犬、野良猫の捕獲保護実績(毎年10件前後)
施設の保守管理スタッフの存在
- 活動内容
飼い主死亡等の場合、捨て犬・猫等を保護し、新たな飼い主を探す活動を主に行う。このため、東京中心の関東圏や大阪、兵庫、奈良等の関西圏で里親会を開催。現在、東京では月2回、大阪では月1回のペースで開催。一度の里親会には10頭前後の犬猫と2-3人程度の職員と数名のボランティアが参加し、ARKについての説明や正しい犬猫の飼い方等の啓発活動も合わせて行う。
また、純粋な啓発活動としては、これまで様々な会場で年数回保護動物の写真展を開催してきた他、代表のオリバーさんが各種学校やイベント会場に出向き、動物福祉に関わる講演を実施。また、啓発活動の一環として「動物と分かちあう人生」(河出書房出版)、「日本の犬猫は幸せか」(集英社新書)等の著作も発表。
- 定期イベント
東京では月2回、大阪では月1回の里親会を開催
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