【日本聴導犬推進協会】寄付したお金の使い途レポート
アニマル・ドネーションはみなさまからお預かりした寄付金を認定団体様へお届けしています。
伴侶団体の『公益社団法人 日本聴導犬推進協会』さんに、2022年2月に44,648円、3月に375,324円、4月に77,628円をお届けしました。
今回は事務局の長田さんに寄付金の使い途についてお聞きしました。
寄付金は子犬の医療費、新施設建設準備金に
ー今回の寄付を何にお使いになったか教えてください。
「2024年建設予定の新施設の準備金として、また、聴導犬の候補犬、イベントで活躍するPR犬の候補として導入した子犬たちの医療費として使用させていただいています。現在、協会にいるのは、候補犬の3頭。ミックスの「いろは」ちゃん、シェットランドシープドッグの「クローバー」君、ラブラドール・レトリバーの「さくら」ちゃん、PR犬の黒ラブ「ヒマワリ」ちゃんです」
「当協会では、生後6ヶ月を過ぎると不妊去勢手術を行います。ヒマワリちゃんといろはちゃん、クローバー君は済んでおり、さくらちゃんは近々手術の予定です。また、定期的に健康診断を受け、混合ワクチンや狂犬病の予防接種、フィラリアやノミダニの投薬、マイクロチップの装着・登録も行います。このように聴導犬を育成する上で医療費はかなりかかります。
いろはちゃんとクローバー君は、1年ほどスタッフと共に生活をし、様々な場所にもでかけてきました。しかし、いろはちゃんは嬉しすぎると大きな声が出てしまうことがあります。クローバー君は、外に出ると緊張してしまい外でのお仕事は負担になるため、2頭は聴導犬には難しいと判断しました。
通常であれば、里親さんを探して一般家庭に譲渡されるのですが、今年度から本格的に行う予定の「ペットアラートドッグ」としてもう少し訓練をしていく予定です。「ペットアラートドッグ」とは、正式な聴導犬ではありませんが、お家の中でだけ聴導犬と同じお仕事をします。いろいろな立場で活躍できる場があることは犬達にとっても幸せですし、聴覚障がい者の方にとっても選択肢が広がると考えます。さくらちゃんは、引き続き聴導犬へ向けてのお勉強をがんばっていき、ヒマワリちゃんもPR犬としてイベントなどで活躍してくれることでしょう」
聴導犬があたりまえの社会を目指して
ーご寄付くださる方へメッセージをお願い致します。
「いつも聴導犬や当協会をご支援いただきまして、本当にありがとうございます。いろはちゃん、クローバー君、さくらちゃん、ヒマワリちゃんがいつか立派な聴導犬、PR犬、アラート犬として活躍できるように今後とも応援お願い致します。また2024年末に聴導犬トレーニングセンターを建設、開所予定です。一組でも多くの聴導犬&ユーザーさんが誕生するよう、『聴導犬があたりまえの社会』を創れるよう頑張ってまいります。これからも応援よろしくお願い致します」
日本聴導犬推進協会さんでは、2024年に新施設建設予定、新しい試みとしてペットアラートドッグ事業にも取り組まれています。コロナ禍でもこれらの事業の維持、拡大に向けて、クラウドファンディングに挑戦し目標を達成されました。常に前向きな姿勢で進まれています。
日本聴導犬推進協会さんの活動はFacebookでもご確認いただけます。
ぜひ日本聴導犬推進協会さんのご紹介・ご寄付のページも併せてご覧ください。
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