寄付したお金の使い途レポート

【一般社団法人はーと㏌はーとZR】多頭飼育崩壊による緊急支援基金の使い途について

アニマル・ドネーションではみなさまからお預かりした緊急支援基金を、10頭以上の多頭飼育崩壊レスキューに入り5頭以上引き取られた団体様へお届けしています。
保護団体の『一般社団法人はーと㏌はーとZR』さんに、2022年6月に210,000円をお届けしました。
代表の池上さんに寄付金の使い途についてお聞きしました。

ブリーダーさんとの信頼関係を築きながら飼育環境を改善

ー多頭飼育崩壊のレスキュー依頼はどこからありましたか?
「動物愛護法に基づき、適正な飼育環境をつくることを目的としたブリーダーからの保護です。適正にブリーディングをしてもらうように指導しつつ、ブリーダーさんもご自分で里親探しをしてもらっています」

 

ー現場にいた頭数などを教えてください。
「正確ではありませんが、現場にいた頭数は犬猫合わせて150頭くらいです」

 

ー現場の状況を教えてください。

「犬は愛護法で定められた大きさのステンレスのケージに1頭ずつ入っていて、従業員が10人いるので掃除は綺麗に行き届いていました。運動場もあり、交代で運動をさせるために出してはいます。トリミングも定期的に行っていて、ボサボサで酷い様子の子はいませんでした。

猫は2段や3段ケージを使っていて、犬とはフロアが違う2階で飼育をしていました。お掃除の時には出して、ウロウロして従業員に可愛がられている様子も見受けられました。

ですが、やはり健康状態の芳しくない犬猫がおり、医療を施さなければなりませんでした」

 

人なつっこくこちらを見てくれます

 

 

腫瘍がある子もいれば、肝臓が悪かったり、心雑音があったりする子も

 

ー支援者様へのメッセージをお願いいたします。

「ブリーダーさんに対して、根気良く少しずつでも飼育環境を改善されていくように会話を重ねています。信頼関係を築きながら、“飼育環境を良くして貰えるように”、“犬の健康や福祉を大切に捉えるように”、話をしていくしかないと考えています。

実際に年月をかけて色々と指導しながら保護していたので、引退時期を4〜5歳と少し早めてもらえるようになりました。

皆さまから頂いたご寄付は、医療が必要で胆嚢摘出手術をしたり、腫瘍を取ったり、パテラの手術をした子たちの医療費に使わせて頂きました。また元気に走り回り、里親様も決まって、家庭犬として余生安心して暮らせる幸せへと繋いでいけます。本当にありがとうございました」

 

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