【特定非営利活動法人 人と動物のハッピーライフ】シンポジウム開催報告
静岡県東部地域における「人と動物が共生した成熟社会の実現」を推進させるため設立された「人と動物のハッピーライフ」様は、動物愛護・福祉の普及啓発事業として、動物健康講座、シンポジウム、イベント等を開催しています。
先日開催された「第5回 人と動物のハッピーライフシンポジウム」について、事務担当の西島さんにお話を伺いました。今回のシンポジウムでアニドネ代表理事の西平衣里がAWGsの講演も行いました。
理想とするペットとの暮らし
―今回のシンポジウムの概要を教えてください。
「2023年3月17日に三島商工会議所会館にて開催しました。テーマは『理想とするペットとの暮らし』で、参加費は無料です。ゲストを招き、基調講演とパネルディスカッションを行いました」
―基調講演はいかがでしたか。
「基調講演は、アニドネ代表理事の西平衣里氏を講師に迎え『みんなで考えたい動物のこ―AWGsの概要と推進について』を演題として興味深い内容をお話しいただきました。アンケート結果から、AWGsについて参加者全員が理解を示していることがわかりました」
―パネルディスカッションについてはいかがでしょうか。
「4名のパネリストとコーディネーターにより、『理想とするペットの暮らし』をテーマにたくさんの意見を挙げていただきました。具体的な意見は次の通りです。西島昭男氏:ドイツのティアハイムを見習った施設を作って、様々なプログラムの学びの場としていきたい。小林正行氏:伴侶動物の背景にある社会的関係を考えながら治療に当たっていきたい。鈴木康之氏:愛玩動物看護師の資格取得に加えて、学びの向こうに動物の飼い主の問題・課題があることを教えていきたい。西平衣里氏:動物の感情を理解することを今後訴えていきたい。動物にとっていいことは、イコール人間のため、社会のためにいいということを訴えていってほしい。中山勝氏:動物の環境を知ることから、繋がる、育むを進めることにより人と動物が共生できる社会を目指していってほしい。こういった貴重なご意見をもとに今後の活動に取り組んでいきたいと思います」
―参加者からのご意見も教えてください。
「人と動物のハッピーライフに対して、『人と動物の共生社会実現に向けリーダーシップを持ってほしい』との期待が寄せられました。その期待を真摯に受け止め今後の活動も前向きに進んでいきたいと思います」
今後の活動予定
―今年度の活動予定を教えてください。
「協議中の案件としては、実践講座の再開、新たな場所でのわんわんフェスティバルの開催があります。その中で、いのちをつなぐプロジェクトの支援者登録の推進も行います。また、ドッグラン・物品倉庫、保管庫の設置を検討し、将来的には、ドイツのティアハイム化への第一歩としていきたいです。来年版卓上カレンダーを企業の協賛を得て作成し、老人施設に無料配布を計画しています」
人と動物が共生した成熟社会の実現に向けて、皆さまの期待に応えられるよう、コロナ禍で控えられていた活動の再開やイベント新企画も検討されているようです。今後の活動も楽しみにしています。
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