一般社団法人 ねこたまご
保護団体
行政から乳飲み子猫を保護して育て、里親様に繋ぐ保護猫カフェも運営する団体
過去、札幌市動物管理センターでは、年間1000頭を超える猫の乳飲み子がセンター収容され殺処分されています。その数は収容全体の6割以上にあたります。その現状を知り、収容される乳飲み子の仔猫を保護して里親探しをする活動を、札幌在住の主婦2名の活動サークルとして2011年5月よりスタート。
札幌市の猫のレスキュー活動団体において、ミルク子育てボランティアに特化したレスキュー団体です。
活動内容
乳飲み子、離乳後と保護猫の週齢に合わせて預かりを交代。ボランティアさんが連携して育成
札幌市動物管理センターでは、特に猫の乳飲み子は一般譲渡されないため積極的にレスキューしています。
母猫から離された仔猫達は、人間の手が無くては生きては行けません。衰弱したり風邪を発症したりと、医療ケアの必要な子もいます。乳飲み子を預かるボランティアさん、そして、離乳後に預かるボランティアさんと連携を取りながら出来る限り多くの仔猫達を保護して育てています。
「ミルクボランティアマニュアル」を作成する等、円滑な連携を維持するためのミーティングや勉強会の実施、また意思統一のための意見交換会も定期開催しています。
2017年4月には、猫とのマッチングの機会を増やすための場として「猫ふれあいルーム」隣接の猫カフェをオープン。仔猫達は8週齢を過ぎたタイミングで里親募集を開始します。
今後のビジョン
目標は、「乳飲み子レスキュープロジェクト」の安定的な活動
この活動には多くの「ちから」が必要です。通いケア・預かりケア、そしてイベント運営などのボランティアというマンパワー、そして大切な資金力。いくら、ボランティアスタッフがいても資金がなければ乳飲み子を育てることは出来ません。さらなる安定的な仔猫レスキューを目指して行きます。
また、今はまだ少人数のミルクボランティアの人材育成にも力を入れ、ノウハウの普及活動を行います。
寄付使途
保護猫の医療・育成費用、保護部屋の増設、老猫ホームの設立、その他非営利活動費
この団体の活動・お金の使い途レポート
基本情報
- 団体名
非営利型一般社団法人ねこたまご
- 住所
北海道札幌市東区北23条東13丁目2-5
- TEL
011-557-5664(対応時間:12時〜18時/月曜定休日)
- メールアドレス
- 代表者
代表理事 後藤志帆
詳細情報
- 活動開始日
2011年5月(法人化:2014年04月01日)
- 活動エリア
北海道
- スタッフ数
- スタッフ数4名(代表理事1名、理事3名)ボランティアスタッフ160名※ 2023年11月14日現在
- 団体業態
シェルター型・一般家庭と両方の一時預かり
- シェルター
有
- 動物種
猫 10割(純血 0割:ミックス10割)
- 保護頭数
2022年
猫(保護数 260頭:譲渡数 210頭)
2021年
猫(保護数 206頭:譲渡数 177頭)
2020年
猫(保護数 165頭:譲渡数 159頭)
2019年
猫(保護数 186頭:譲渡数 105頭)
2018年
猫(保護数 150頭:譲渡数 108頭)
累計
猫(保護数 1,838頭:譲渡数 1,497頭)
※
累計は2011年度から2022年度まで *2023年12月現在
- しつけ
有(トイレのしつけ 幼齢期からマニュアルを作成し、ミルクボランティアの方々にレクチャー。
社会性 8週齢までは社会性の観点から兄弟と離さず、精神的・肉体的に健やかに育つよう取り組む。
1匹でレスキューした猫は他の保護猫と隔離期間をおいて一緒に育成。特に1匹で育った猫は、甘噛みの問題があるケースが多く、兄弟同士社会性を持って育った猫はそういった問題行動なく健やかに育つケースが多い。また、ムダ鳴をしないおおらかな猫に育つ傾向有り)
- 獣医
協力有(治療・ワクチン・駆虫でディスカウントの協力病院3院有り。各地区のボランティアさんに通院いただいている。)
- 平均滞在日数
8割が3ヶ月以内
- 譲渡規則
- 譲渡条件
有 (直接説明、自宅確認、室内飼い、ワクチン、不妊去勢手術)
- フォローアップ
有 (譲渡後、最低3回、近況を画像付きで報告する必要有り ※「幸せ便り送付先専用メール」にて報告。報告は幸せ便りブログで公開)
- 譲渡金額
有(個体にかかった医療費(診療記録表カルテ有、上限5万円) 施設保管料)
- 譲渡後戻り頭数
年間1割未満 先住猫と合わない、思っていたのと違ったなど返還理由は様々。理由によっては飼育放棄と位置付け、譲渡金の払い戻しは不可。終生飼育を譲渡条件にしているため、「いかなる理由があっても、家族として猫たちの生涯の愛情に責任を持つ」という事を大切に愛護啓発している。
- 動物に対する福祉体制
シェルターは冷暖房完備
譲渡条件は、室内飼い・ワクチン接種・不妊手術。
レスキュー後、体調が整っていても少し経過してから里親募集を開始。特に老猫については、過酷な環境変化にトラウマになってしまうことが多いため、メンタルが落ち着くまでリハビリ期間を設け新たな飼い主探しを開始。
- 団体設立のきっかけ・沿革
札幌市動物管理センターでは年間1000頭もの子猫が収容そして処分されている事実を知った主婦2名が1匹でも多くの猫の赤ちゃんを救いたいと活動開始。
2011年5月 人口哺乳で育て離乳させた子猫の里親探しをする活動サークル設立
2014年4月「非営利型一般社団法人ねこたまご」法人化
札幌市にてミルク子育てボランティアに特化したレスキュー団体として活動。
現在は乳飲み子や子猫のほか、衰弱や負傷した成猫や老猫のレスキューも増え、現在までに1000頭以上の保護猫をレスキュー・譲渡してきた。
- 団体の特色
行政処分される6割以上がミルクの必要な子猫という現状下ミルク子育てボランティアに特化したレスキュー団体。
自宅ケアとなる乳飲み子ケアボランティアスタッフとシェルター譲渡施設運営スタッフ両者の役割は、正にレスキューと譲渡の循環を維持させている連携。円滑な連携を維持するため、ミーティングや勉強会の実施、また意思統一のための意見交換会を定期に開催。
- 活動内容
■行政からのレスキュー
・主に殺処分対象の猫の引取り
・救護と家族が出来るまでのケア
■譲渡事業
・保護ネコの新しい飼い主探し
■猫の保護をされた方への後方支援
・個人がネコを保護するときのアドバイス等
・病院の紹介
・新しい飼い主を探す手伝い
*代わりの保護は原則無し。
■猫に関する適正飼育の啓発
・社会に迷惑をかけない飼い方の普及
・終生飼育徹底の啓発
■動物愛護啓発
・イベント開催等
- 定期イベント
なし
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