救助を必要とする猫・犬の保護のために
アニドネでは認定基準通過団体へ寄付金をお届けしたあと、使途内容を詳しく聞いてレポートにしています。
今回は北海道内で猫・犬の保護活動を行われているニャン友ねっとわーく北海道さんをご紹介。
1月に221,420円 、2月に56,885円、3月 に147,727円をお届けした使途についてお話しを伺いました。
保護猫44頭レスキュー それぞれの子に合った治療を
ーここ数ヶ月のアニドネからの寄付はどのように使われましたか
「ご寄付は保護猫、保護犬の医療費として使わせていただいております。
ニャン友で保護した後は、不妊手術、ワクチン、血液検査、マイクロチップ、駆虫・便検査、妊娠の可能性のあるメスはエコーと、医療を受けさせます。その後、人馴れ訓練や里親募集をしていきます」
ー具体的な活動事例や背景、エピソードを教えてください
「2月に函館市内で多頭飼育崩壊状態であった方が孤独死され、身内の方から猫たちを保護してほしいという依頼がありました。当初、依頼人からは『頭数は不明だけど20匹くらいではないか?』と伝えられておりましたが、実際、現場にはそれを大きく上回る数の猫達がおり、結果的には44匹の猫を保護しました。
頭数が当初聞いた話の2倍くらいになる事が多いのですが、今回なんとか保護をする見通しが出来たので、札幌から函館まで向かうことにしました。保護活動前には、函館に住んでいるボランティアさんたちに現場を見に行ってもらっていましたが、糞尿が家中にあり、更に物がとても多いお家という報告を受けておりました。
多頭飼育崩壊のお家の猫は、人馴れしていない場合が多いため、捕獲器などを使用して猫たちを捕まえていきます。先に入っていたお掃除の業者さんにも協力して頂き、猫たちを保護していきました。掃除の際に外に数匹逃げたようだとの連絡を受けたため、外にも捕獲器をかけました」
「家の中で保護できた猫の数は41匹になっており、最終的に、外でも猫を3匹保護でき、総数44匹の保護となりました。
亡くなられた飼い主さんは、猫が好きだったと思います。家の中にはキャットタワーや、猫部屋にしていたであろう部屋にはこたつもありました。トイレもあり、ケージもありました。数が少ないうちは可愛がっていたと思います。
ただ、不妊手術をしなかったためにどんどん増えたのだと思います。高齢者による多頭飼育崩壊は、人との孤立、不妊手術への認識の甘さ、金銭的な問題などの理由があると思います。野良猫を可哀想だと思い家に入れたところから崩壊が始まるケースが多く、適正飼育の啓発にはもっと力を入れていきたいと思います」
一人残されてしまった犬の保護
「また同じ頃、同じ函館市内から、飼い主が入院してしまい1匹で残されている柴犬がいると連絡がはいりました。
年齢は12歳で未避妊で、保護した後で子宮蓄膿症が見つかり急遽手術をしました。遅れていれば助からなかったかもしれません。ニャン友では犬を保護することはほとんどありませんが、現在2匹の高齢柴犬を保護しています」
ー最後に支援者様へのメッセージをお願いします。
「いつもご支援賜りまして心より御礼申し上げます。頂きました寄付金は、この様な多頭飼育崩壊から保護した子達や、
高額な医療費がかかった子達に使用させて頂いております。今後ともご協力頂けましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします」
北海道内で救助を必要とする猫・犬のために活動されているニャン友ねっとわーく北海道さんが、一匹でも多くの命を救えるためにも、寄付でのご支援をどうぞよろしくお願い致します。
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