寄付による聴導犬候補犬たちの活躍
アニマル・ドネーションはみなさまからお預かりした寄付金を認定団体様へお届けしています。
伴侶団体の『公益社団法人 日本聴導犬推進協会』さんへ、2024年2月に103,188円、3月に53,818円、4月に53,083円をお届けしました。
今回は事務局の長田さんに寄付金の使い途等を伺いました。
候補犬たちに健やかな成長を
―あらためて寄付使途を教えていただけますか。
「寄付は、主に候補犬たちのフード代、医療費等に使わせていただいています。候補犬は、生後3ヵ月頃から訓練士と共に過ごしトレーニングを実施します。
年最低1回の健康診断・予防薬の投与を行い、普及活動等のイベントは犬にストレスがかからないよう配慮しながら行っています。
キャリアチェンジ犬に関しても終生飼育のできる状況を確認しながら必要に応じフォローしています」
重要な聴導犬の普及活動
―聴導犬の普及活動も大切なことですね。
「はい、大変重要なことです。聴導犬とは耳の聞こえない人や耳の聞こえにくい人たちに必要な情報を伝えてくれる身体障がい者補助犬のことですが、具体的な仕事内容をたくさんの方に知っていただきたいです。
聴覚障がいは見た目では分からない障がいです。そのため必要なサポートが受けにくいのですが、聴導犬の存在が聴覚障がいの目印になることも大事な役割です。
そんな聴導犬の普及のため、行政や団体等で企画されたイベントや講演、デモンストレーションを行っており参加いただいた方々に聴導犬への理解を深めていただいています」
【PRイベント】
そこで、2024年3月16日イオンモール北戸田にて開催されたPRイベントを実際に拝見いたしました。イベントでは、募金活動、物品販売、デモンストレーションが行われました。
【デモンストレーション】
13時からと15時からの2回のデモンストレーションは、担当の佐藤さんとパートナーであるPR犬のとしお君が登壇されました。どちらの回も立ち見が出るほどの大盛況となりました。
①タイマー
まず手始めにタイマーが鳴ったことを知らせてくれた後にタイマーの場所へ導いてくれます。
②玄関のチャイム
次に玄関のチャイムを想定しタイマーと同様ですが、今度はすぐに気付きません。それでも確実に知らせてくれました。
③目覚まし時計
今度は眠るところから、としお君も上手に寝る姿が愛おしいです。目覚まし時計が鳴ると一生懸命起こしてくれます。
④外で鍵を落とす
外で鍵を落とした時、としお君はその場所で止まり知らせてくれます。としお君の真剣な目がかっこ良いです。
デモンストレーションを実際に拝見し、佐藤さんととしお君の素晴らしい動きで聴導犬の日常の様子をわかりやすく想像することができました。そして心から感動いたしました。
PR犬のひまわりちゃんは、普段は見つめたり触ったりできない聴導犬に代わり、ふれあいの時間を作ってくれました。
そして、当日は、クラーク記念国際高等学校東京キャンパスの生徒さん6名と先生2名がボランティアとしてお手伝いされて、聴導犬育成募金の呼びかけや、PR犬とのふれあい、デモのアシスタント等、活躍されていました。
高校生と先生にもお話を伺うことができました。授業の一環として日本聴導犬推進協会・事務局長兼常任理事の水越さんの講義を受けているそうです。PRイベントのボランティアを募ったところ、自ら進んで参加されたということでした。高校生の募金の呼びかけに多くの家族連れの方々が足を止め協力されていました。
こういった地道な普及活動が多くの方を引きつけ、聴導犬の存在が広まっていくことでしょう。
寄付により聴導犬候補犬が元気に活動していくことができます。日本聴導犬推進協会さんへのあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
日本聴導犬推進協会さんの活動はFacebookでもご確認いただけます。
ぜひ日本聴導犬推進協会さんのご紹介・ご寄付のページも併せてご覧ください。
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★「公益社団法人 日本聴導犬推進協会」さんのご紹介ページはこちらからご覧いただけます。
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