寄付したお金の使い途レポート

あたたかな支援が人と犬をつないでいく

社会福祉法人 日本介助犬協会さんは、手や足に障がいのある人の日常生活における動作を手助けする介助犬の育成、普及・啓発活動を行っている団体です。 2024年4月に56,847円、5月に47,251円と、皆様からお預かりした寄付金をアニマル・ドネーションを通じてお届けいたしました。今回、寄付金をどのようなことに使われたのか、総務チームの佐川さんに詳しくお話を伺いました。

犬のフード購入費用へ

ー今回の寄付金はどのようなことに使われたのでしょうか?

「今回のご寄付は、犬のフード購入に活用させていただきました。今年3月以降、当会では新たに6頭の子犬を迎えました。中でも、今回の子犬のうち1頭は当会で生まれておりますので、ミルクや離乳食を購入しております。そのほかの子犬は生後2か月頃に他団体から導入しており、発達や胃腸の具合に合わせ、成犬用フードを柔らかくするなどして与えています」

離乳食を食べる子犬
5月に日本介助犬協会で生まれた子犬。離乳食を元気に食べています

「当会では事業の安定的な継続のため、自家繁殖および国内外の育成団体と協力して、計画的な繁殖・育成を行っています。育成する中で、介助犬やDI犬®)に向く犬、PR犬として期待できる犬などそれぞれの適性を見極めていきますが、いずれの場合も犬自身が健やかであることがその良さを発揮することにつながります。 それぞれ、ボランティアさんのあたたかなご家庭で順調に日々を過ごしています。おかげさまでどの子犬もすくすく元気に育っています。これからの成長や活躍が楽しみです」

※DI犬®:医療機関や児童相談所等でDog Intervention®(犬による介入=動物介在活動/療法)を行う犬

好奇心いっぱいのパピー
背中には「SERVICE DOG PUPPY」のケープ。2頭とも好奇心いっぱいです!

犬の力を必要とする場に多くの結びつきを

ー寄付くださる方にメッセージをお願いいたします。

「日頃、当会の活動にご理解・ご支援をいただき、ありがとうございます。 当会では、肢体不自由者の方のサポートを行う介助犬の育成・啓発事業に加えて、障がい児者や不登校等の心理的困難を抱えたお子さんに向けて施設訪問やふれあい等を通した犬の介入活動を実施するDog Intervention®の事業、障がい児者の方等がいるご家庭に対し丁寧なマッチングを経て犬を譲渡するWith Youプロジェクトにも注力しています。

多くの皆さまに支えられ、2024年3月に介助犬ペア1組が、また、2024年5月には付添犬(※)ハンドラーペア1組が認定を受けました。当会主催のイベント『介助犬フェスタ2024』にあわせて行われた『感謝の集い2024~認定報告会~』にて認定報告をさせていただいた折には、支援者の方々がたくさんの応援の言葉を寄せてくださいました」

※付添犬:虐待や性被害を受けた子どもが安心して自分の受けた出来事について司法関係者や医療従事者などに伝えられるよう、手助けをする犬

介助犬ペア
3月に認定された介助犬ペア
支援者が見守る感謝の集い
「感謝の集い2024~認定報告会~」に多くの支援者の方々がお越しくださいました

「日本介助犬協会ホームページの活動報告もご覧ください →介助犬ペア認定報告!  →付添犬ハンドラーペアが認定されました 

各事業を前進させることができますのも、皆さまからのお力添えあってこそと感じております。 今後も、人と犬両方の幸せを尊重しながら、犬の力を必要とする場に1つでも多くの結びつきを創り出せるよう、職員一同邁進してまいります。今後ともご支援を賜れましたら幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます」

 

日本介助犬協会さんでは、介助犬総合訓練センター『シンシアの丘』で定期的に事前申込制の見学会も実施しています。見学会などを通して「正しく知る」ということも、支援へつながる第一歩になるのではないでしょうか。これからも日本介助犬協会さんへのご支援をどうぞ宜しくお願い致します。

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※掲載の文章・写真はアニマル・ドネーションが許可を得て掲載しております。無断転載はお控えください。

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