寄付したお金の使い途レポート

出前授業やゴミ拾いを通して、人・動物の相互理解を促進

アニマル・ドネーションはみなさまからお預かりした寄付金を認定団体様へお届けしております。

今回ご紹介します特定非営利活動法人おきにゃあわんネットワークさんは沖縄県で活動されており、1月に288,651円、2月に103,362円、3月に39,109円の寄付をお届けしました。

寄付金をどのように活かされたのか、使途を伺いましたのでご紹介いたします。

猫32頭の多頭飼育崩壊レスキューに

ーここ数ヶ月のアニドネからの寄付は何に使われていますか?

「私たちは『沖縄県成犬譲渡促進プログラム』として、動物愛護管理センターで保護された成犬の譲渡促進の為、児童養護施設等の児童、生徒と専門トレーナーが協力して家庭犬としてトレーニングを行う活動をしています。寄付金はこのトレーニングを受ける犬の医療費や飼料費、トレーニング費等で使用させていただきました。

また、32頭の猫の多頭飼育崩壊のレスキューも発生し、その際にも使用させていただきました」

 

ーレスキューの状況について教えてください。

「緊急入院が必要な一人暮らしのお宅で32頭の猫の多頭飼育崩壊があり、緊急性が高いことから行政から依頼を受け、猫たちのレスキューに携わりました。

家の傍に来た猫2頭をかわいそうに思ってお世話を始めたのが始まりで、不妊去勢手術をしなかったため猫があっという間に増えてしまい、飼主さんが体調を崩していたこともあり、部屋も衛生的ではなく健康状態の悪い猫が多くいました。特に目に疾患を抱えた子猫が多く、目が白濁して視力も悪く、ミルクや餌も上手に飲んだり食べたりすることができない子もいました」

多頭飼育崩壊からレスキュー
レスキューした猫

「飼い主さんがお亡くなりになったため自宅が強制退去になり、ご家族や他動物愛護団体・個人のボランティア・行政の方と相談、協力をしながらレスキュー活動を行いました。

早期に当会で引取り、治療を施し譲渡活動を通して県内外へと譲渡を行うことができました。継続的な治療が必要な猫が多くいましたが、皆様のご協力で命を救うことができました。県外へは空輸で15頭送っており、寄付金はこの空輸費にも使用させて頂いています。

まだまだ保護活動は継続中ですので、治療を継続しながら譲渡活動を行っていきたいと思います」

地域の学校や飼い主さんとも連携を

ー最近のご活動についても教えてください。

「小学校で出前授業を行いました。

県内7か所の小学校で13授業、児童505名に『犬と猫の適正飼養方法』に関して授業を行わせていただきました。1年生〜6年生までの授業ですが『イヌやネコの飼い方が分かりました』と受講後に嬉しい感想をもらっています。3年生以上の児童からは殺処分に関しての質問も多くありました」

犬と猫の適正飼養方法の授業
出前授業の様子

「その他、わんわんゴミ拾いも開催しています。

毎月1回、朝のお散歩を犬としながら、公園内のゴミ拾いを行い、飼い主さんや犬同士の交流を深める活動を行っています。1月〜3月の参加者は55名、犬は39頭の参加でした。犬や人との接し方が上手でない犬には効果的で、無理なく徐々に犬や人に慣れていき、公園の美化活動にも繋がる活動です」

わんわんゴミ拾い参加者の皆様と
わんわんゴミ拾い参加者の皆様と

―支援者様へのメッセージをお願いいたします。

「日頃から温かいご支援、ご協力を本当にありがとうございます。

犬猫の殺処分ゼロを目指して活動を続けておりますが、犬猫をレスキューする際には必ず、医療費(初期医療・治療費・予防費)がかかり、譲渡する際には他犬猫に感染症を移さない為にも再度の検査が必要になる場合があります。

沖縄県内だけでの譲渡活動には限界があり、当会では県外への譲渡活動も積極的に行っています。皆様からのご支援で幸せになる犬猫を増やしていく事ができます。心より感謝申し上げます」

 

犬猫はもちろん、人への啓発活動に尽力されている特定非営利活動法人おきにゃあわんネットワークさんへの寄付でのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

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