【第43号 猫と人を繋ぐツキネコ北海道】多頭飼育崩壊からのレスキュー活動に活用
アニマル・ドネーションはみなさまからお預かりした寄付金を認定団体様へお届けしています。
保護団体の『猫と人を繋ぐツキネコ北海道』さんに、2019年10月に52,078円、11月に54,172円をお届けしています。
スタッフの吉川さんに寄付金の使い途についてお聞きしました。
レスキューした猫の医療費に
ー寄付金を何にお使いになりましたか?
「毎月約100万円の医療費がかかっておりますので全額医療費へと使わせて頂きました。
雪深い街としても有名な札幌市のお隣、岩見沢(いわみざわ)市から多頭飼育崩壊のレスキュー相談を受けました。
2〜3年の間に40匹近くに膨れ上がり、家に入りきらずに外飼いしている猫もいるとのこと。
新たに産まれた子猫は猫風邪に、猫だらけの家の中で飼い主の生活も破綻しかけていました。
猫たちには全てに名前があり、可愛がってあげようとした気持ちはあったのでしょうが、繰り返す繁殖を抑えようと、
ひっくり返した小さなコンテナや全く陽の当たらないような小さな檻に閉じ込められている猫もいたのです。
出してあげるとすぐに伸びをする猫たち。これでは適正な飼育とはいえません。
団体で保有しているケージをかき集めて向かい直し、家の中に設置。
生殖制限が終わるまではケージ内で面倒を見てもらい、少しずつ保護しながら譲渡を進めていく流れとし、
即日7匹を保護、半年で半分近くまで引き取りを進めました」
増加傾向にある多頭飼育崩壊
ーご寄付くださる方へメッセージをお願い致します。
「現在、多くの多頭飼育崩壊案件を抱えており、新たな多頭飼育崩壊の相談があった場合、
保護にかかる費用と当団体の保護スペースの面からすぐに保護ができないケースもあります。
また、拠点である札幌以外からのレスキュー相談も多く、交通費などの諸経費も重くのしかかってきます。
当団体の活動は皆様からのご理解なしでの維持は難しい状態ですので
これからも不幸な猫たちを救うために活動していきますのでご支援、ご声援の程よろしくお願いいたします」
一般の相談者の方の声にも耳を傾けるツキネコ北海道さん。
多頭飼育崩壊は増加傾向にあり、対応する団体さんの心身の体力や費用の問題は深刻です。
一頭でも多くの猫を受け入れるため、永年預かりという制度も考案されています。
名前のとおり、猫と人を繋いでいるツキネコ北海道さんの詳しい情報はこちらからご確認ください。
ぜひ暖かいご支援をお願い致します!
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