能登半島地震の被災猫たち。「広域譲渡モデル事業」で東京で飼い主を募集
アニドネの認定団体の「特定非営利活動法人 ねりまねこ」さんは、環境省環境省・石川県と協働して能登半島地震の被災地の猫たちを受け入れています。
今回の猫たちは、被災した飼い主さんが飼育することが困難になり、石川県の動物管理施設に引取りを依頼した猫たちです。環境省の要請をうけた東京の動物保護団体が受け入れ、東京で新しい家族との出会いを探す「広域譲渡モデル事業」の一環となります。
*広域譲渡モデル事業とは:収容数の多い自治体で保護された犬猫を、その自治体の管轄エリアを超え、保護団体等と協力しながら譲渡を進めようとする取り組み

新しい飼い主さんを求める能登半島地震の被災猫たち
「広域譲渡モデル事業」として、「ねりまねこ」が今回受け入れた猫たちは6匹だそう。
地震の影響がまだまだ続く石川県で新しい飼い主を待つよりも、人口も多い東京での出会いを待つほうが早く安定した暮らしができるかもしれません。
この猫たちが参加する譲渡会が、3月31日(日)にカインズ リヴィンオズ大泉店の場所を借りて行われます。
参加猫たちや譲渡会への参加の方法などは、「ねりまねこ」のブログに記載があるので、詳細を確認してくださいね。
どの子も穏やかで甘えん坊。早く終の棲家を見つけたい
「ねりまねこ」の副理事長 亀山 嘉代さんにお話しを聞いてみました。
ー能登半島からの猫たちはどのような子たちですか?
「もともと飼い猫ばかりですので、とても穏やかでかわいらしいですよ。座ればお膝に乗ってきて、抱き着いて来たり、お顔をすり寄せたり腕をちゅっちゅ吸う子もいます。寝床に入れば一緒のふとんに寝ます。
どれほどかわいがられていたのだろう、手放すのは寂しかっただろうとお察しします。この子達に関わった方々に安堵してもらえるように人も猫も幸せになれるように、終世、愛情と責任を持って飼育できるご家族につながなければなりません。」
ー広域譲渡モデル事業に関して、どうお考えですか?
「全国犬猫の殺処分数は、11,906頭(令和4年度)です。更なる削減のために、収容動物の譲渡を促進する必要があります。
そこで、収容動物が多く、譲渡対象者(人口)が少ない地方から収容動物が少なく、譲渡希望者(人口)が多い都心部へ移送し、広域譲渡することは今後必要になってくるでしょう。
環境省×地方自治体×民間団体との連携が全国各地で当たり前のように進むことが、不幸な犬猫が早く減ることなります。」
保護猫を迎えたいと検討している方がいたら、この情報をぜひシェアください。
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