認定団体の活動レポート

能登半島地震の珠洲市から被災した3匹の猫を保護。責任を持って猫たちに幸せを

2024年1月1日に発生した能登半島地震の余波は長引いています。犬や猫という伴侶動物は、人間と共に生きる動物。つまり彼らにも地震は試練を与えました。
福井県にある「特定非営利活動法人しあわせにゃん家」さんに「引き取ってしてほしい」と飼い主さんから連絡がきました。家族と猫にとって悩みぬいたうえでの別離となりました。

 

仮住まいでは猫の頭数制限があり、一緒に暮らせない

多頭の猫たちと暮らしてきた飼い主さんにとって簡単な決断ではなかったでしょう。
いかにも愛されて育った様子の毛並みのきれいな3匹(わらびちゃん、ちくわちゃん、くるみちゃん)を保護団体へ託し新しい飼い主さんを探してもらう決断をしました。

 

保護に向かった「しあわせにゃん家」の代表である渡辺奈々美さんにお話しをお伺いしました。

 

「引き取ってほしい、とご連絡があり、その日のうちに石川県まで向かいました。『どうにもならない状態で先が見えない』と。どうにもならないから相談し離別の決断でしたが、やはり猫ちゃんとの別れで涙しながらの受け取りでした。状況を聞いていて一緒に涙する事しかできませんでした。」

 

しあわせにゃん家 能登半島地震での保護
電話があったその日に石川県に向かい引き取りを。大切に福井県まで運びました

 

保護団体としてできること。それは猫たちが安心する家族を見つけること

アニドネの認定保護団体さんは、今回の地震において被害したペットたちの一時預かりや引き取りを積極的にしています。
*以下のページに一覧を掲載:能登半島地震における被災地のペット(犬猫)達の支援に関わる情報

 

それは、予期もしない震災にあった飼い主さんや犬猫たちを救いたいというキモチから。保護団体さんは犬猫の扱いのプロです。少なからず精神的、身体的に傷ついている犬猫達のケアをしたいという想いから受け入れを表明してくれています。

 

今回の「しあわせにゃん家」も大きな揺れがあった場所です。渡辺さんは言います。

「石川隣県の福井なので、私達も地震の時は大きく揺れ、45年間生きてきた中で初めての大きな地震。今ある不安を取り除いて差し上げる事は私たちの力ではできませんがせめて、猫ちゃん達には安心してもらいたいと思っています。新しい飼い主さんが見つかるまで精一杯の愛情を注いでお世話していきます。」

 

アニドネでは、このような活動をする団体さんをオンラインで寄付ができます。ぜひ、ご支援ください。

 

しあわせにゃん家 能登地震の被災猫の保護活動
保護した後は、1ヶ月隔離期間を設け、駆虫、検便、ウィルス検査としていく予定

 

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