保護犬を常に全力でサポート 超大型犬の受け入れから看取りまで
保護団体の『わんわんさくちゃんお日様の会』さんは、「一匹でも多くの命を救いたい!」との思いで、全国でも珍しい大型犬の受け入れが可能な団体です。九州全土から他団体では受け入れ困難な大型犬・超大型犬をも保護し、譲渡へ導いています。
今回は、毎日全力で活動されている日々の活動の様子をご紹介します。
飼育放棄のグレート・デーンの子犬を保護、緊急検査
2024年最初に、わんわんさくちゃんお日様の会さんが受け入れられたのが、グレート・デーンの女の子、バンビです。
わんわんさくちゃんお日様の会さんが、超大型犬の扱いに慣れている団体だと聞いたとのことで受け入れの相談があったそうです。受け入れを決め、実際にバンビを迎え入れると、狭いところに閉じ込められていたのか、運動不足のせいなのか後ろ足に異常が見られました。
「もっと早期に治療出来れば、手術なしでも完治したのでは?どうして子犬を閉じ込めて飼育放棄したのか?もっと早い段階で救えたら…」と思わずにはいられない状況だったそうです。
超大型犬の子犬は、朝見た姿と夜見た姿で変化がわかるくらい成長が早いです。だからこそ、子犬の時期の過ごし方はとても大切です。
受け入れ後にすぐにレントゲン検査を試みましたがまだ子犬のバンビは大暴れ、そしてなにより大きいことで検査は一筋縄にはいきません。かかりつけ医より、生後7か月ということも考えて早急に不妊手術を行い、その麻酔時にレントゲン撮影をすることに決まりました。
レントゲン検査の結果、やはり手術しか方法はないとの事で1月末に一度目の手術を行いました。
手術後元気に退院し、歩くこともできています。3月には2回目の手術も無事に終了しましたが、あと片足ずつ計4回程の手術が必要です。バンビの手術に際しては、たくさんの応援メッセージや手術費用のご支援がわんわんさくちゃんお日様の会さんへと届いたそうで、感謝を伝えられていました。
今後もバンビの経過を温かく見守っていただけると嬉しいです。
奄美大島から迎えたグレートデーン レンの最後の瞬間
わんわんさくちゃんお日様の会さんから次にご紹介いただいた保護犬は、2024年2月に受け入れた奄美大島から来た10歳のグレート・デーン、レンです。
「飼い主さんを亡くした子の最後を殺処分で迎えてほしくない!」と受け入れを決めましたが、日程や移動手段に苦戦し、最終的に鹿児島空港経由での便でお迎えに行き、受け入れることができました。グレート・デーンの平均寿命は8〜10歳と言われ、10歳のレンはかなりの高齢犬。遠方からの移動で疲れているだろうと、到着後はご飯を食べてゆっくり寝てもらおうと思っていましたが、胃捻転が疑われる症状があり、直ちに病院へ。不安は的中し、やはり胃捻転との診断を受け、緊急手術となりました。早期だったので助かるものだと思ってましたが、かかりつけ医より21時お迎え予定と言われてましたが、20時前に連絡があり胸騒ぎがしました。
緊急手術がもう少しで終わるという所で逝ってしまいました。最後まで頑張ってくれたレン。わんわんさくちゃんお日様の会さんの子としてみんなでお見送りしたそうです。
保護犬のために代表自ら訓練の資格を取得
保護犬達の幸せをいつも考えている、わんわんさくちゃんお日様の会の代表夫妻。
これまでも大型・超大型犬がのびのび走り回れるよう、ドッグランを自分たちで整備するなど精力的に活動されています。そんな代表の東雲真樹さんが今年の2月に訓練の資格を取得し、保健所にも訓練の申請登録をしました。代表は「少しでも保護している子達の為になることを、今後も続けています」と今後の活動への決意も語ってくださいました。
ーご支援くださる方々へメッセージをお願い致します。
「いつも温かいご支援、ありがとうございます。受け入れや譲渡が難しい大型犬、超大型犬を中心に保護を行い、適正な環境の中で生活でき、終生飼育を行っていただける里親様に命のバトンを繋げるため頑張っております。 その思いを里親の方々も共感していただき、今では沢山の里親の方々がボランティアとして、当会、わんわんさくちゃんお日様の会を支援してくださっております。 また、当会の活動をブログなどで見てくださった方々からの温かなお言葉、支援金、支援物資は活動を行う上でとても心強く、力になっております。ありがとうございます。 今後も動物たちが家族として温かな家庭の中で暮らして行けるよう、頑張ってまいりますので、今後とも応援よろしくお願いします」
これからも保護犬のために尽力される『わんわんさくちゃんお日様の会』さんへの寄付でのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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