【特定非営利活動法人 アグリドッグレスキュー】中型雑種だけの保護犬譲渡会「雑会」を開催!
9月18日(月祝)墨田区にある「専門学校日本動物21」で、アグリドッグレスキューを含む4つの団体と、3名の個人ボランティアさんの共催で、雑種好きのための、雑種好きによる、雑種の為の保護犬譲渡会、その名も「雑会(ざつかい)」が開催されました。
会場には、個性豊かな25頭の中型雑種犬たちが集合し、来場者も79組160名と大盛況でした。アグリドッグレスキューからは、おーろら、ちーたん、たろう、きら、リンクの5頭が参加し、アグリ卒業生のご家族の方も応援に見えていました。
中型雑種犬には魅力がいっぱい!彼らに幸せな家族を見つけたい!
複数団体での共催、中型雑種犬に特化、という新しい試みの譲渡会。きっかけは、動物愛護センターで定期的に開催される団体の意見交換会で、いくつもの団体さんから「センターで暮らす犬の大半は中型雑種。でも中型雑種って、なかなか譲渡が決まらないよね」という声が聞かれたことでした。
「少しでも多くの方に中型雑種の魅力を知って頂きたい!そして、彼らに幸せな家族を見つけたい!」という同じ想いのもと、団体の垣根を超えて、今回この「雑会」を実現させました。
中心メンバーのお一人で、13年間アグリドッグレスキューのボランティアとして活動している”海ママ”こと松本さん。茨城県神栖市へ転居した際に、センターに収容される野犬の数の多さ、飼育スペースや人員の限界を目の当たりにし「それなら、センターに収容されない活動をしよう!」と、ご自身でも1年半前に、神栖を拠点とした新たな団体を立ち上げ、昼夜を問わない野良犬の捕獲、一筋縄ではいかない”餌やりさん”との交渉など、精力的に活動されています。
松本さんと共に開催の中心的な役割を担ったのが、同じくアグリドッグレスキューの”てるみっくママ”こと田中さん。これまでに総勢74頭の中型犬を預かって来たという大ベテランですが、「一人ずつみんな違うので、いつも新人の気分です」。
てるみっくママに、中型雑種の魅力について伺ってみると「きちんと意思疎通が出来て、人間に近い気がします。ペット(愛玩動物)というよりは家族ですね。こうしていつもそっと寄り添ってくれている感じが良いです。群れで生活してきたので、我慢強くて、おとなしい。一緒に暮らしやすいと思います」
次に中型雑種の魅力について語ってくださったのは、スタッフの方が「中型犬の魅力だったら、やまさんに聞いてみて!」と仰るほど、中型雑種犬を愛して止まない、”やまさん”。
「野良犬というと、大きな声で吠えたり、噛み付くかもしれないなど、怖いイメージがあるかもしれませんが、群れで生きているので、きちんとルールを守り、お互いを尊重します。今回、雑会の開場前に全員が一カ所に集まった時でも、誰も吠えたり、喧嘩したりしませんでした。
たろうはまだ来て1ヶ月なので、人間と一緒に暮らす修行中。今回はまだ譲渡の対象ではないんです。これからお散歩に行って、注意すべき事を見極めたり、きちんと『取扱説明書』をお渡しできる様になってからですね」
譲渡会でがんばってきたアグリっこたち!
慣れない会場や大勢の人たちの中で、譲渡会にてがんばってきたアグリっこたちです。
皆さんがお話してくださった通り、譲渡会の間、大きい声で吠えたり、犬同士喧嘩することもなく、適度な距離を保つなど、本当に賢くて、おとなしくて、愛おしい犬たちばかりでした。
みんな違って、みんないい!唯一無二の個性を持つところ、
どんな犬種が入っているかわからない未知なところ、も中型雑種犬の魅力なんですね。
譲渡会の数時間の間にも、その魅力がひしひしと伝わってきました。
どの子も良いご縁につながりますよう、願わずにいられません。
また「雑会」がこれからも継続して開催できますよう、アグリドッグレスキューさんへのご支援をよろしくお願いいたします。
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