【日本動物病院協会( JAHA)】コロナ禍が続く中でのオンライン活動の意義
コロナ禍が続く中で活動の幅を制限されながらも、その中での活動は以前のもの以上に動物から私たちに影響をもたらしていると実感しています。
今回そのような中において公益社団法人日本動物病院協会JAHAの山内さんに現在のリアルな活動情報を教えていただきました。
CAPP活動からオンライン活動への移行
ー対面が難しいコロナ禍で活動に変化がありましたか?
「CAPP活動は、高齢者施設や医療機関への訪問を主としており、
ーどのような活動でしょうか?
「オンライン会議アプリなどを活用して、
ー今できることで工夫されていますね
「写真やメッセージをお届けする活動が一番多く行われており、

オンライン活動への疑問と意義への模索
ー今まで直接会ってたものからオンラインに変わったことでやりがいは同じ気持ちでしたでしょうか?
「オンライン活動や窓越し活動は、実際に触ってもらうことができないなら本当にやる意味があるんだろうか?と疑問の声があったことも事実です。訪問先施設側にも同時に対応していただく必要があり、なかなか多くの施設で取り入れていただく事は難しいのですが、実施している施設ではご入居初日の利用者の方がオンライン活動に参加してくださいました。最初は緊張された様子でしたがにこやかに職員とも会話をしながら参加され、楽しい時間を過ごせていただけたと活動の後で職員の方が教えてくださいました」
動物にとっても負担が少ない活動形態
ーオンライン活動・窓越し活動での難しさはどんなことでしょうか
「オンラインで使用する機器の検討、画角の中でできることを考えなければなりませんが、積極的にオンラインの練習を重ねています。
ただ動物にとっては、移動や場所の変化を伴わず負担の少ない活動形態で、人との交流があまり得意ではない動物の参加も可能だったりもします。
一方で、施設に移動して活動していた動物にとっては、自宅では『お仕事モード』にならないといったご苦労も伺いました。
また窓越し活動では天候に左右されたり、姿は見えるけれど声での意思疎通が難しなることから、大きく文字を書いたプラカードを作成したり、室内に声が届くようにマイクや拡声器を使うなど施設側とも双方工夫された活動が行われています」

人よりもはるかに長い2年という時間
山内さんの言葉で特に印象的だったことは
『2年という時間は、人にとってはもちろん参加していた犬や猫たちにとっても長い長い時間であり
この2年の間に引退を迎えた動物、お別れをした動物もいます。』と。
人が感じる以上に動物の時間というのは長く感じ生涯は限られた時間の中にあります。
私たちは多数の情報で変化の状況を得ることができますが、動物は今を、現在の時を過ごしています。
JAHAさんへのご寄付はこうした新たな活動に参加する犬たちのために使っていただいています。
引き続きご支援の程よろしくお願いいたします!
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