【特定非営利活動法人 DOG DUCA】相次ぐ多頭飼育崩壊レスキューと引き取り依頼

アニドネの認定団体でもある「特定非営利活動法人 DOGDUCA」さんでは、市の動物愛護センターからの引き取りの他に、一般の飼い主さんからの保護や引き取りも数多く行なっています。

 

活動拠点でもある愛知県は、新型コロナウイルスの影響も大きく、最近では多頭飼育崩壊からのレスキュー依頼や、飼い主さんからの飼育放棄の相談が増えているそうです。

 

最近の活動状況について、代表の高橋さんにインタビューを行いました。

 

新型コロナウイルスによる現在の保護活動への影響

ー4月に、新型コロナの影響について取材させていただいた際、大きな影響を受けていると仰っていましたが、最近の保護活動はいかがでしょうか?

 

前回のブログ【DOGDUCA】新型コロナによる保護活動の影響について

 

「新型コロナウイルス以降、多頭飼育崩壊からのレスキュー依頼や引き取り依頼がぐっと増えました。

4月には、新型コロナに感染し飼育困難になった飼い主さんから直接のレスキュー依頼があり保護をしました。

しかし、最近でも相変わらず多頭飼育崩壊からのレスキュー依頼や引き取り依頼は立て続けに起こっています」

 

2件続けて、ブリーダー崩壊からのレスキュー

ー具体的に、最近はどのような事例があったのか教えていただけますか。

 

「まず、2カ所でブリーダー崩壊が発生し、DOGDUCAもレスキューに入りました。

合計の保護頭数は147頭にも及び、保護団体が手分けして保護をしました。

DOGDUCAでは3頭の犬を保護しました」

 

 

「1頭目はミニチュアダックスの女の子です。

ガリガリに痩せており栄養不足でした。いったい何回生まされたのだろうと思います。

毛艶もなくバサバサで歯の状態も良くありませんでした」

 

 

「2頭目はプードルの男の子です。毛はもつれており思い切って丸刈りにする他ありませんでした。お腹の中に睾丸が残っている状態で、開腹での去勢手術をすることとなりました」

 

 

「3頭目はスピッツの女の子です。この子も毛のもつれがひどくて、背中からお尻にかけては丸刈りにする他ありませんでしたが、デザインカットで可愛く仕上がりました。

 

レスキュー後は、すぐに動物病院で健康診断をし、狂犬病、ワクチン、避妊去勢、歯の治療も行いました。

この子たちは幸いにも他に悪いところはありませんでした。

レスキューした犬たちは、持病を持っていたり、怪我をしていたりとレスキューしてすぐに大きな手術や入院が必要な場合も少なくありません」

 

個人からの引き取り相談も急増

ーDUCAさんでは個人からの飼育相談や引き取り依頼にも対応していらっしゃると思いますが、最近の事例があれば教えてください。

 

「『河川敷にある貯水槽に犬が置き去りにされている』、と近くを通りがかった人から相談がありました。

その貯水槽の周りは150cmほどのフェンスで囲われているのですが、そのフェンスに犬がくくりつけられていました。

リードもボロボロで、しばらく時間がたっても飼い主は来ない。明らかに置き去りにされているという状況でした。

フェンスの近くには川も流れており、足を踏み外せば人でも溺れてしまうような危険な場所です。また背丈の高い草むらの中で、人目に付きにくい場所に放置されており、たまたま通りがかった人に見つけられたのはとても運が良かったです。

発見した方は、最初は市の愛護センターに相談したようです。

しかし『土曜日のため対応が難しい。しばらくそのまま様子を見ることができないか』と言われたそう。

うだるような暑さの中、お水も食べ物もなく暑いコンクリートの上では数分でも危険な状態。発見者の方にもご協力を頂き保護しました。

綺麗にシャンプーし、動物病院で健康チェックをしました。簡単なシャンプーだけで見違えるように可愛くなりました」


 

 

「また、飼い主からの飼育放棄もありました。親が飼っていたが施設に入ることとなり面倒が見きれなくなったと息子夫婦からの依頼でした。

自宅に行くと、外に犬小屋を作り繋がれている状態でした。チワワのミックス犬がそのような状態で飼育されているのを見るのはショックでした。

ワクチンや狂犬病、血液検査など最低限の予防とケアはしてあったので安心していたのですが、病院で検査をしたところ鼠径ヘルニアと乳腺腫瘍があることが判明しました。

すぐに手術の手配をし、治療を開始。

性格はとても大人しく、いい子です。里親さん希望がすでにあり、トライアルも開始できると思います」

 

多頭飼育崩壊からのレスキュー

ー最近では、多頭飼育崩壊のレスキューにも入られたと伺いました。

 

「6月、7月と立て続けに多頭飼育崩壊のレスキュー依頼が入りました。

他の団体さんからの協力依頼があり、現場に向かうとミニチュアピンシャーが11頭いました。

DOGDUCAではうち4頭を保護しました。

 

今までも酷い環境で飼育されている現場を見てきましたが、今回も酷い状況でした。床には糞尿がこびりつき壁は剥がれていました。屋根にも穴が空いている状態で廃墟のようでした。


保護した犬たちはノミがものすごく、ノミの駆除とシャンプーをしたのちに動物病院で検査を行いました。

不妊去勢手術をし、狂犬病ワクチンなどの予防措置を行いました。

名前も決まりました。生まれてから一歩も外に出たことがない生活をしていた子たちですが、これからは楽しい生活が待っています」

 


 

「もう1件は、ミニチュアダックスの多頭飼育崩壊でした。

飼い主さんは犬たちを借家で飼い、ご本人は別の場所で暮らしていました。大家さんからの退去に応じなかったため裁判にて強制退去となったのですが、犬はそのままとなり弁護士さんからの依頼でした。

立て続けに起きたレスキュー依頼でDOGDUCAは病気の治療中の子が多いため、今回も他の団体さんと協力し8頭中2頭引き取りました。

保護した子の中には目が見えていない子もおり、動物病院で詳細な検査をしています。

飼い主は猫も飼っていたのですが、犬と一緒に残されたようです。

レスキュー後、シャンプーしてみんなすっきりしました」

増えるレスキュー依頼、支援が支えに

名古屋では新型コロナウイルスが収束のめどがまだ立たず、今後も影響は大きいと考えます。

暑さが続く愛知県で、放置されたり置き去りにされたりという酷い状況からのレスキューや多頭飼育崩壊も立て続けに起こっています。

また保護した犬のほとんどが、動物病院での詳しい検査や治療を必要とする子です。

 

今後ともDOGDUCAさんのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

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