特定非営利活動法人 DOG DUCA
保護団体
代表はプロのドッグトレーナー!問題行動がある保護犬たちの最後の砦になれる場所を目指す
代表の高橋さんがまだ駆け出しのドッグドレーナーだった頃、出張トレーニングで伺った家で体罰を受けていたダックスフンドに胸を痛め、引き取ったのがDOGDUCAの始まりです。
愛護センターに収容された犬たちや、家庭での飼育放棄、多頭飼育崩壊などで行き場を無くした犬たちを保護。2001年の設立当時から現在までに1000頭以上の犬を保護・譲渡・終生飼養してきました。
人を咬むなどの問題行動があり他の施設では断られるケースでも、ドッグトレーナーが 犬の心のリハビリ、必要なトレーニングを行い、問題行動を解決してから里親探しを開始します。
活動内容
問題のある犬たちも保護。高齢者と高齢犬をつなぐプロジェクトも開始
ドッグトレーナーとしての特性を生かし、愛護センターからは、噛み付き・吠えなど問題行動のある犬を中心に引き取っています。一般の飼い主さんからの場合、飼育拒否しなくても済むようまずはアドバイスを行い飼い主さんが飼育継続困難な人、愛情の無い人の場合は引き取っています。その犬が幸せになる道を、その都度判断してします。
保護した犬は「わんわん保育園DUCA」で、一般の通園の犬達と一緒に過ごし問題とされる行動を治すと共に、いつでも、どこでも誰に対しても平気で穏やかに生活できるようトレーニングします。
2019年からは高齢者と高齢犬が互いに支え合う譲渡プログラム「シニアドッグ・サポーター制度」を開始しました。飼い主が介護施設への入所、長期入院、また亡くなってしまい犬が行き場をなくすケースが増えています。飼い主が高齢の場合は飼っていた犬も高齢であることが多く、里親になってくれる人が見つけにくいのです。また里親になりたくても年齢を理由に断られてしまうことがあります。
今まで里親さんと出会うチャンスが少なかった高齢犬と、里親になりたくても年齢制限でなれなかった健康で飼育経験が豊富な高齢者をマッチングし、DOGDUCAが継続的に飼育や健康管理のサポートを行います。高齢者が亡くなってしまった場合でもDOGDUCAで生涯面倒を見るシステムになっています。
社会問題でもある、高齢者の社会との孤立への問題解決のきっかけにもなるはずです。
また、保護だけでなく捨てない人を育てるための啓発活動も重要であるという考えから、専門学校での講師や動物病院への出張トレーニング、学校での講演も積極的に行なっています。
本の出版をきっかけに、道徳の授業のプログラムとして定期開催してもらえる学校が増えてきました。
今後のビジョン
不幸な犬を増やさないために。啓発活動の強化と高齢犬の保護・譲渡に尽力
今後もプロのドッグトレーナーがいる保護団体として、飼い主さんからの飼育相談や学校教育などの啓発活動などを積極的に行って参ります。不幸な犬を増やさないためには、飼う前から正しい知識とスキルを身に付けることが大切だと考えています。
近年は保護・譲渡頭数において市の愛護センターよりもDOGDUCAの方が多くなり、一般の飼い主さんからの引き取り依頼も増加しています。
高齢者が飼えなくなった高齢犬を引き取るケースも増加しています。今後はより一層『シニアドッグ・サポーター制度』に力を入れ、行き場をなくした高齢犬が最後に幸せになれる場所を見つけていきます
寄付使途
保護犬の医療費、施設の改修(断熱設備や冷暖房)費用、その他非営利活動費
この団体の活動・お金の使い途レポート
基本情報
- 団体名
特定非営利活動法人 DOG DUCA
- 住所
愛知県名古屋市守山区金屋1-23-26
- TEL
052-795-5003
- メールアドレス
- 代表者
高橋忍
- 会員構成
86名 *2023年12月現在
詳細情報
- 活動開始日
2011年1月(法人化:2011年1月14日)
- 活動エリア
愛知県
- スタッフ数
スタッフ8人 ボランティア10人
*2023年12月現在
- 団体業態
シェルター型
- シェルター
有
- 動物種
犬(純血7割:ミックス3割)
- 保護頭数
2022年
犬(保護数 42頭:譲渡数 11頭)
猫(保護数 3頭:譲渡数 3頭)
2021年
犬(保護数 30頭:譲渡数 32頭)
2020年
犬(保護数 80頭:譲渡数 71頭)
2019年
犬(保護数 69頭:譲渡数 56頭)
2018年
犬(保護数 86頭:譲渡数 58頭)
累計
犬(保護数 1073頭:譲渡数 942頭)
猫(保護数 3頭:譲渡数 3頭)
- しつけ
有(問題とされる行動を治すと共に、二度と捨てられることがないよう、いつでもどこでも誰に対しても平気で穏やかに生活できるよう心のリハビリを行う)
- 獣医
協力有(守山犬とねこの病院 30%オフ)
- 平均滞在日数
しつけ、心のリハビリ治療によっては数年掛かることも。平均1〜2ヵ月位。
- 譲渡規則
有
- 譲渡条件
有(直接説明、トライアル期間、室内飼い、ワクチン、狂犬病予防接種、不妊去勢手術)
- フォローアップ
有(DOGDUCAへ来て頂くか、自宅へ訪問。電話での確認、相談)
- 譲渡金額
6万円(狂犬病予防接種代、ワクチン代、不妊去勢手術代含む)
- 譲渡後戻り頭数
過去に3頭のみ
- 動物に対する福祉体制
冷暖房完備・室内飼い。病気治療は完治、体調安定まで徹底して行う。
ドッグフードも品質、メーカーを選び、必要な時にはサプリメントも併用。
日中は、しつけで通園する一般の犬と一緒に過ごすことで、社会性を身につけ、ストレス発散を行う。毎日、散歩とトレーニングは行う。
- 団体設立のきっかけ・沿革
飲食店経営をしていたが、詐欺にあい借金返済に明け暮れる毎日の中、ミニチュアダックスの「デュッカ」と出会う。
・2019年からドッグトレーナー、トリマーの勉強を始める
・2022年に名古屋コミニュケーションアート専門学校の講師の依頼を受けることを機にDOGDUCAを設立
・2016年に愛護センターから引き出す為に非営利活動法人DOGDUCAも設立し現在に至る
- 団体の特色
ドッグトレーナーとして心のリハビリから、必要なトレーニングを行い問題行動を解決。その後、適切な里親探しを慎重に行う。
譲渡会を行わず、必ず個別に面会。適正な家庭環境かどうか、人柄など相性が合うかを判断して譲渡。
- 活動内容
愛護センターに収容された犬のうち噛み付くなどの問題行動がある犬を主に保護。
一般飼育者の飼育拒否を含めた相談が大変多く、飼い主に愛情が残っていれば改善策等をサポート。それ以外の場合は保護。捨てない飼い主を増やす取り組みも実施。
- 定期イベント
動物病院にて、しつけ教室
老人福祉施設にて、アニマルセラピー活動
小中学校にて命についての講演、道徳授業の講師
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