【動物いのちの会いわて】 新型コロナによる保護活動への影響について
「特定非営利活動法人 DOG DUCA」さんの新型コロナウイルスの影響レポートに続き、
岩手県で活動している「動物いのちの会いわて」さんの活動影響について掲載させていただきます(4月17日現在)。
日本の中で新型コロナウイルスの感染者が唯一確認されていないからといって、
動物たちの保護活動へ影響がないわけではありません。
新型コロナウイルスによる、保護活動と譲渡の循環サイクル停止
保護活動は、どの団体も受け入れ可能な許容量が存在します。
対応できるスタッフさんの人数、保護した動物の食料などに制限があるためです。
その制限の中で、各団体は動物の保護を行いますが、
その後、保護した動物をケアし、健康な状態にし、信頼できる里親に譲渡するというサイクルが循環すれば、
新しい動物を保護するということが可能になります。
現在の「動物いのちの会いわて」さんでは、
動物の保護依頼は例年通り来ているが、新型コロナウイルスの影響で、譲渡会・施設見学会が開催できないという状況が発生しています。
収束のめどがつかず、譲渡もできないままで、先の活動のめどすら立たない不安。
スタッフの中から感染者が出た場合に活動ができなくなる不安。
様々な不安を抱えた緊張状態で日々の活動を行なっております。
新型コロナウイルス患者からの、飼い猫の引き取り相談
近隣の県の陽性患者の方から飼い猫の保護相談があったとのことです。
その方は、猫のエサは10日分置いてきたとのことですが、すでに入院して10日過ぎており、猫が飢えているのではとの保護相談でした。
助けたいのはやまやまですが、感染を考慮すると、防護服や消毒液などもなく、対処方法もわからないというのが実情です。
新型コロナウイルスが長期化する中で、保護団体としてどのように対応すべきなのか、
また、対応するために必要なものを用意しなければいけないという新しい問題にも向き合っていかなければならなくなっております。
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