特定非営利活動法人 日本動物生命尊重の会 アリス(Animal Life Station)
保護団体
里親が見つかりにくい中型、大型の雑種の成犬や成猫を、積極的に保護して譲渡
東京都動物愛護相談センター・埼玉県動物指導センターより、雑種の中型・大型犬や猫を引き取り新しい家族探しを行っています。純血種や子犬・子猫は里親が見つかりやすく、扱っている団体も多いため、一匹でも多くの犬や猫を救うためあえてそれ以外を扱っています。
行政機関からの引き取りはもちろん、多頭飼い崩壊現場や飼育放棄現場での犬猫の救済、廃校を利用した動物シェルター設置要望の署名活動など、ときに他団体とも協力し合いながら様々な社会的活動を行っています。その功績が認められ、財)日本動物愛護協会動物愛護賞受賞、埼玉県加須保健所感謝状受賞、世田谷区区政施工75周年記念功労賞を受賞しています。
活動内容
動物が犠牲になることのない、社会づくりのための活動に取り組む
保護をするとまずは獣医師さんで必要な検査や処置など徹底的に行い、疾患がある場合は治療してから、一時預かりのボランティア家庭へ。心身共に健やかな生活を送るため、丁寧なケアを行いながらご飯は愛情をかけて手作りで。また、必要な場合は訓練所やトレーナーによるしつけも行います。
譲渡の数よりも譲渡の内容を優先しているため、譲渡会では環境を配慮したり、開催時間は2時間を目安にしたり、ストレスの少ない移動手段を選択することや動物と希望者との接し方などの規則を定めています。人前に出る事がストレスとなる犬猫は、プロのスタッフカメラマンに実物大の写真を撮ってもらいパネル参加をさせています。
今後のビジョン
東京、埼玉のセンターから、ひどい疾患がある犬や猫を医療費がかかってもレスキュー
原因を究明し治療を受けさせなければ、再発し同じことの繰り返しになります。根本的に治癒をしてあげなければ本当のレスキューにはなりません。医療費がかかることは覚悟の上で助け、最大限の医療を受けさせます。
また、純血種と雑種の格差をなくすために譲渡会やイベントで雑種の犬や猫の魅力を伝え、健康と福祉の観点から犬猫の種類や大きさに関係なく、室内飼育と手作り食を推奨していきます。
特に、棄てられた犬や猫たちは心に傷を負っていることが多く、里親さん自身がご飯を手作りする余裕や室内飼いする愛情が必要となってきます。すべては飼い主の都合で棄てられた犬や猫たちに、二度と悲しい想いをさせないためです。
寄付使途
保護犬や保護猫の医療費、その他非営利活動費
この団体の活動・お金の使い途レポート
基本情報
- 団体名
特定非営利活動法人 日本動物生命尊重の会 アリス(Animal Life Station)
- 住所
東京都世田谷区 ※住所の詳細は飼育放棄動物放置防止のため非掲示
- TEL
03-3484-1850
- メールアドレス
- 代表者
代表理事 坂本由美
詳細情報
- 活動開始日
1993年4月(法人化:2007年12月27日)
- 活動エリア
東京都、埼玉県
- スタッフ数
- スタッフ数 43名※うち主要スタッフ 8名預かりスタッフ 19名(犬猫含む)2023年12月現在
- 団体業態
シェルター無、一般家庭での一時預かり型
- シェルター
無
- 動物種
犬 9割(純血 0.2割:ミックス9.8割)
猫 1割(純血 0.1割:ミックス9.9割)
- 保護頭数
2022年
犬(保護数 22頭:譲渡数 12頭)
猫(保護数 6頭:譲渡数 4頭)
2021年
犬(保護数 19頭:譲渡数 25頭)
猫(保護数 4頭:譲渡数 5頭)
2020年
犬(保護数 14頭:譲渡数 14頭)
猫(保護数 19頭:譲渡数 16頭)
他(インコ 1羽)累計
犬(保護数 約1230頭:譲渡数 約1219頭)
猫(保護数 約2332頭:譲渡数 約2314頭)
- しつけ
有(①問題行動のある個体には訓練を実施②基本的な躾けお座り・マテ・イケナイ等の訓練③人や犬や猫に慣れさせるための訓練④脱走防止のための呼び戻し訓練)
- 獣医
協力有(①費用や入院などに協力体制有②夜間緊急時でも受付③必要とした場合は往診)
- 平均滞在日数
6ヵ月~3年前後
- 譲渡規則
有
- 譲渡条件
有 (直接説明、自宅確認、トライアル期間、室内飼い、ワクチン、狂犬病予防接種、フィラリア抗体検査、不妊去勢手術、マイクロチップ、検便、血液検査)
- フォローアップ
有(①獣医師の紹介②しつけ、健康相談③脱走の際の捜索④近隣住民や犬同士のトラブルが発生した際のアドバイス⑤飼育が不可能になった場合の引き取り⑥場合に要っては短期・長期の預かり)
譲渡金額
- 譲渡金額
有 (不妊去勢手術、全身の血液検査、検便、フィラリ予防薬、ノミダニ駆除薬、混合ワクチン、マイクロチップ挿入、シャンプー、歯石除去、狂犬病予防注射、畜犬登録料、医療ケアの入院費用等の一部負担金として一律¥30,000)
- 譲渡後戻り頭数
ほぼ無
- 動物に対する福祉体制
①譲渡会や街頭募金等は2時間を目安
②環境を配慮したイベント実施
③ストレスの少ない移動手段を選択
④しつけは体罰ではなく陽性強化のみ
⑤親子で保護した際はできるだけ親子一緒での譲渡
⑥譲渡宅=一定の知性、人道性、経済性を備えた家庭であること、3歳以下の犬猫は飼い主は55歳以下、完全室内飼育、留守番4時間以内、手作りの食事、家族全員との面接(複雑な家庭環境の場合は辞退)
⑦シニア犬の関節、白内障予防サプリ投与、場合によっては免疫力向アップのサプリ
⑧犬の場合、関節への影響を考慮しリビングが一階であること
- 団体のビジョン
保護をして先ず獣医師へ連れていき医療ケアを実施し、新しい飼い主が過ごしやすいように疾患への治療に必要な検査や処置などを出来るだけ手厚く行う。また譲渡の数よりも譲渡の内容を優先し、応募の審査内容を厳選。
- 団体の特色
①中型、大型の雑種の成犬や成猫の引き取り
②行政と協同した活動
- 活動内容
①東京都動物愛護相談センターや埼玉県の動物指導センター、保健所などで収容をされている犬猫を引き取り、医療ケアを施して新しい譲渡先を探す
②多頭飼い崩壊に着手
③東京都動物愛護相談センターに相談のあった問題などに対応
④不良飼い主、犬猫の引き取り、飼育放棄の相談、地域猫、などの一般相談への対応
- 定期イベント
埼玉県上尾市 上尾獣医師会主催 AI犬フェスティバル
埼玉県桶川市主催 べにばな祭り
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