公益社団法人 日本動物福祉協会 JAWS
啓発団体
日本の動物福祉向上を目指し、不幸な動物を「助ける活動」と「つくらない活動」に尽力
1956年の設立当初より、命にやさしい社会を目指して日本の動物福祉向上のために活動。その主な活動の柱は、不幸な動物を助ける活動と不幸な動物をつくらない(ふやさない)ための活動です。
動物福祉は科学であり、愛護精神を具現化するためには動物福祉学は必要不可欠です。「物言えぬ動物の代弁者である」とのスタンスの下に、最新知見及び科学的根拠に基づいた活動・発言をする独立性・中立性の高い組織を目指し、動物を取り巻く問題に取り組んでいます。
活動内容
レスキュー、不妊去勢手術の普及・推進、各種研修会開催など多岐にわたり活動
不幸な動物を助ける活動として、多頭飼育崩壊や劣悪な飼養環境にある展示動物などを虐待現場からレスキューしたり、新しい飼い主探しをしています。各地でのネットワーク強化、連携を図り、行き場を失った犬や猫のレスキューの体制作りと譲渡活動に力を入れています。
また不幸な動物をつくらないための活動として、不妊去勢手術の推進、虐待防止活動や動物関連の法律制定及び改正に向けた取り組み、そして、一般の方や行政職員等を対象に動物愛護に関するセミナーや研修会を多く開催しています。
さらに、次世代の教育として小・中学生を対象とした「動物愛護(福祉)の作文コンテスト」を60年以上にわたり実施しています。
今後のビジョン
動物福祉の原則である「5つの自由」の更なる周知徹底のため、継続的な研修会、セミナーを実施
行政及び民間施設、動物取扱業や一般飼い主など立場の違いはあっても動物を所有・占有することに区別はなく「5つの自由」を遵守することが最低限必要です。そのため、研修会やセミナー開催等で国民の動物福祉への意識・知識向上を図り、さらなるボトムアップによる日本の動物福祉発展を目指します。
また、研究者及び専門家との協働を深め、科学的且つ客観的根拠を基に動物虐待を証明し、虐待の定義をより具体化することで、行政及び司法そして獣医師が判断に困らない様な体制作りに取り組みます。動物福祉向上のための法改正としっかりとした運用、問題点を整理し解決をしていきます。
寄付使途
動物福祉向上のための研修会やセミナー開催費用、その他非営利活動費
この団体の活動・お金の使い途レポート
基本情報
- 団体名
公益社団法人 日本動物福祉協会 Japan Animal Welfare Society (JAWS)
- 住所
東京都品川区東五反田2-6-5フロインデ2階
- TEL
03-6455-7733
- メールアドレス
- 代表者
理事長 黒川 光隆
- 会員構成
有(個人:2,093人 法人:26社)
*2023年11月現在
詳細情報
- 活動開始日
1946年4月(法人化:1957年10月16日)
- 活動エリア
全国
東京本部、支部/栃木、新東京、横浜、長野、南大阪
(姉妹団体:アニマル ウェルフェア ジャパン AWJ(旧 JAWS UK))
- スタッフ数
専従 6人
*2023年11月現在
- 活動実績
■活動実績
1)不幸な動物を助ける活動
・譲渡事業(2022年度)
犬:235頭, 猫:311頭
当協会では、保護動物数の集計はしていないため、譲渡頭数のみのご報告となります。保護動物は、年度を超えても譲渡されないこともありますので譲渡頭数より多くおります。・適正な飼育環境への取り組み
-虐待現場視察を行い、必要な対応を実施
・虐待レスキュー
-多頭飼育崩壊及びアニマルホーダーへの対応
-劣悪な飼養環境にある展示動物のレスキュー 等
2)不幸な動物をつくらないための活動
・動物関連の法律制定及び改正に向けた取り組み
-「動物との共生を考える連絡会」の幹事団体として、動物愛護管理法の見直し案と飼養動物管理ガイドラインを作成
・不妊去勢手術の推進(2021年度)
-「第28回 いぬねこ不妊去勢手術推進キャンペーン」-「JAWSのら猫の不妊去勢手術費用助成」
-「支部における不妊去勢手術費用助成」
合計 メス 1,896頭, オス 1,672頭
・研修・セミナー等の開催
行政職員及び一般の方を対象「シェルターメディスンセミナー」「RSPCAスキルアップ講座」「産業動物福祉セミナー」「展示動物福祉セミナー」「動物福祉市民講座」
獣医師及び獣医学科学生「法獣医学研修セミナー基礎編・実践編」
・小中学生を対象とした動物福祉の作文コンテスト
60年継続している、小中学生を対象とした啓発事業
・虐待研究
1都8県各区市町村を対象に台風19号に伴うペット同行避難に関する調査報告(日本獣医生命科学大学との協働事業)
・学術ネットワークの設立
―虐待が疑われる不審死体について検案等のため受け入れ体制構築―科学的根拠を基にした動物取扱業のための犬猫の飼養管理基準を作成
―動物行政のための専門家による相談窓口の設置
・学会への参画
―令和2年に発足した法獣医学研究会、日本動物福祉学会の幹事としての参画
- 団体設立のきっかけ・沿革
昭和21年頃 大学の実験動物の待遇改善を目指し活動
昭和24年 「動物虐待防止法」の草案作成に着手
昭和31年 任意団体として「日本動物愛護協会」から独立
昭和32年 社団法人としての認可を受け、名誉会長に竹田恒徳氏、理事長にP.R.ゲイン氏が就任
昭和51年 常陸宮妃殿下が名誉総裁に就任
平成23年 公益社団法人に認定
- 団体のビジョン
・日本全体の動物福祉向上を目指し、あらゆる命に優しい社会を築くことを理念に活動
・不幸な動物を助ける活動だけでなく、不幸な動物をつくらない活動に注力
- 団体の特色
・日本の動物福祉向上のための活動
・「物言えぬ動物達の代弁者」というスタンスで、科学的根拠に基づいた活動・発言をする独立性及び中立性の高い組織
・平時も災害時も動物と人の両方の安心、安全な社会を目指す
・動物虐待等に係る学術的知見及び研究への取り組み
・動物福祉の先進知識の導入、普及・啓発
・海外動物保護団体等との連携
・多岐にわたる研修会・セミナーの開催
・動物虐待
- 活動内容
1)不幸な動物を助ける活動
・譲渡事業
・適正な飼育環境への取り組み
・虐待レスキュー2)不幸な動物をつくらないための活動
・動物関連の法律制定及び改正に向けた取り組み
・不妊去勢手術の推進
・研修・セミナー等の開催
・小中学生を対象とした動物福祉の作文コンテスト
・虐待研究
- 定期イベント
・毎年の動物愛護週間内におけるイベントセミナー
・動物愛護作文コンクール
・不定期にて主に海外の動物関連団体を招いてのセミナー
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