寄付したお金の使い途レポート

マイナス7℃の野原から子犬をレスキュー

アニマル・ドネーションでは、独自の選定基準で通過した認定団体へ確かな寄付をお届けしています。2025年10、11、12月には、「認定特定非営利活動法人 HOKKAIDOしっぽの会」さんへ、皆さまからお預かりした315,948円、173,316円、35,143円をお届けいたしました。今回、どのように使われたのかについて、代表の上杉さんに詳しくお話を伺いました。

1か月間で2度のレスキュー -7℃の過酷な環境でも・・・

ーここ数ヶ月のアニドネからの寄付は何に使われていますか?

主に保護した野犬の子犬たちの不妊手術等、医療費に使わせていただきました

 

ー具体的な活動事例や背景、エピソードをお聞かせください。

「11月は、野犬の子犬の保護が続きました(野犬の母犬も1頭一緒に)。道東地域では依然として野犬が多く、厚岸町から母犬と子犬7頭、鶴居村から子犬2頭を引き取りました。背景には、野犬の捕獲体制や不妊手術の実施体制が整っていないこと、また未不妊の飼い犬の外飼いが続いていることなど、地域に根付いた複合的な課題が横たわっています」

 

ー別の場所から連続的に引き取られたのですね。

「11月2日、厚岸町役場より、野犬の母犬1頭と子犬6頭、さらに別腹の子犬1頭の計8頭を引き取りました。厚岸町は野犬が多く見られる地域で、日頃から見回りを行っている地域ボランティアさんが子犬を発見。母犬もそのボランティアさんを認識しており、子犬の保護後に厚岸町役場が捕獲檻を設置し、母犬も保護することができました。この連携により、安全に親子そろって保護することができ、行き場を失う犬が出ないよう、地域での取組みが前進しました。地域ボランティアさんと厚岸町役場の協力によって救われ、当会へと繋がった命でした」

7頭の子犬の命が繋がりました
7頭の子犬の命が繋がりました
母犬も無事に保護されました
母犬も無事に保護されました

「11月19日には、鶴居村で保護された子犬6頭のうち2頭を当会が引き取りました。この保護は、複数の団体と関係者が連携した『命のバトンリレー』となりました。経緯は、酪農家の方からの通報を受け、11月6日と17日に鶴居村役場で子犬を捕獲。いずれも人に慣れておらず、また鶴居村は野犬の成犬の群れも確認されている地域で、子犬たちは長年自然淘汰の中で生きてきたと推察されました。鶴居村は当会から300Km以上離れており、当時の最低気温は-7℃。設備の無い野原のような場所での収容だったため、『命』を守ることを最優先し、緊急引取りを決断しました。『山の犬達』『犬のM基金』『しおんの会』(敬称略)など複数の団体が協力し、6頭全頭が安全に移動できました」

-7℃の過酷な環境で過ごしていましたが・・・無事保護されました
-7℃の過酷な環境で過ごしていましたが・・・無事保護されました

 

ー最後に、支援者の皆さまへメッセージをお願いします。

「いつも温かいご支援を賜り、心よりお礼申し上げます。皆さまからのご寄付は、行き場を失った犬や猫たちの命を守り、安心して過ごせる環境づくりに大きな力となっています。高齢の子や病気を抱えた子、出会いがなく当会で長く暮らしている子たちなど、彼らが穏やかに暮らせるのは、皆さまの温かな思いやりがあってこそです。今後も1頭でも多くの命を明日へ繋ぎ、寄り添い、温かなご家庭で迎えていただけるよう最善を尽くしてまいります。どうか引き続きご支援いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

雪深い北海道の外気温-7℃という過酷な環境の中、耐え忍ぶ犬たちの姿を想像するだけで胸が締め付けられる思いです。ここ数年、北海道の野犬の状況を伺っていますが、野犬問題はいまだに地域に根強く残っていることが分かります。HOKKAIDOしっぽの会さんは、このような行き場のない犬達を1頭でも多く減らせるよう、日々懸命に活動されています。これからも、皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

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