過酷な環境からのレスキュー、妊娠中の犬2匹も保護
アニマル・ドネーションではみなさまからお預かりした緊急支援基金を、10頭以上の多頭飼育崩壊レスキューに入り5頭以上引き取られた団体様へお届けしています。
今回は保護団体の『わんわんさくちゃんお日様の会』さんへ2025年9月30日に80,000円をお届けしました。
レスキューの詳細と基金の使い途について、代表の東雲さんにお話をうかがいました。
高齢になったブリーダーによる劣悪な環境から救出
ー多頭飼育レスキューの依頼はどこからありましたか?
「ブリーダーを数件通して当団体に情報が入りました」
ーどのような経緯だったのでしょうか?
「安易にブリーダーは儲かると考え、本業の傍らに副業としてやってみたが、思うようにいかずに3年でギブアップしたとの事でした。あまりにも軽率な考えに呆れてしまいましたが、それでも犬達の引受先を探そうと知人ブリーダー達に声をかけてくれていたおかげで、私たちが大切な命を救うことができました」
ー状況を教えてください
「衛生状態も悪く、また狭いスペーに押し込まれていた環境から8匹レスキューしました。そのうち、2頭が妊娠中であることがわかりました。レスキューした環境から考えると、どうするべきか悩みましたが、預かりボランティアさんの協力もあり、慎重に体調をみながら出産をサポートすることを決めました」



無事に出産を終え、新たな家族を待っています!
ー今回の寄付はどのようにお使いになりましたか
「救出時、健康状態が悪い子もいたため、血液検査や糞便検査、耳・目・歯・皮膚の検査、エコー等の各種検査や投薬治療の医療費に使用しました。妊娠した状態で保護した、『よっこ』『しらす』、2頭とも無事に出産を終え、しらすは出産後に新たな家族もと幸せに暮らしています」


ー最後に、支援者の皆さまにメッセージをお願いいたします。
「終わりの見えないボランティア活動、いつになったら終わりが見えてくるのかと、何が正解なのかもわからなくなってしまいます。それでも、そこにいらないと言われた犬がいると聞けば、動かないという選択はできません。同じ思いをもつボランティアの力を借り、日々活動しています。皆様からのご支援、大切に使わせていただきます。1頭でも多くの犬達を幸せにするために、今後とも温かいご支援をよろしくお願いたします」
わんわんさくちゃんお日様の会は、保護動物たちが犬らしく快適に過ごせる飼育環境を強化するために、現在、施設の大改造を行っています。通常の保護活動と並行して行われている、大改造の様子もブログで紹介しています。
これからもわんわんさくちゃんお日様の会へのあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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