人間の都合で振り回される動物達を救いたい
アニマル・ドネーションでは、皆様からお預かりした緊急支援基金を10頭以上の多頭飼育崩壊レスキューに入り5頭以上引き取られた団体様へお届けしています。
2024年12月~2025年3月に、多頭飼育崩壊レスキューを行なった保護団体『特定非営利活動法人アニマルレフュージ関西(通称アーク)』さんに 緊急支援基金として120,000円をお届けしました。
今回は、レスキューの詳細と基金の使い途について、担当の奥田さんにお話をうかがいました。
リレーで繋ぐ尊い命
ー多頭飼育崩壊のレスキュー依頼はどこからありましたか?
「関東圏のNPO団体から依頼がありました。
飼養の知識がない飼い主が、単なる営利目的で繁殖を始めたところ、管理が出来ずに放棄に至ったそうです。その数12頭。相談された団体では対応できないけれど、何とか命を救いたいとの事で、アークに依頼されました」

「比較的大きなシェルターを持つアークですが、中~大型犬12頭の受け入れは、お世話をするスタッフや既に保護している動物達に負担がかかります。健康管理の徹底を期するためにも、受け入れは3回に分けて行いました」



ー今回の寄付を何にお使いになりましたか。
「主に、受入れ直後の初期医療(血液検査・尿検査・診察・駆虫)に利用させて頂きました。幸いにもフィラリア感染はありませんでしたが、血液検査・尿検査では異常が見られました。衛生状態が良いとは言えない場所で生活していたので仕方ありません。衛生的な能勢シェルターでお世話を始め、改善を待ちました」

尊い命を次のバトンへ
「能勢シェルターでは、健康管理をしながらアセスメントを実施します。受入れ当初、多頭飼育崩壊現場からレスキューされたにしては、フレンドリーな子が多い印象でしたが、更に踏み込んだ個々の性格や状態を把握します。落ち着いたと思われる子から順に、より広いドッグランを備えた篠山シェルターにお引っ越ししてもらいます」


「シェルターで、ワクチン接種・マイクロチップ挿入・不妊去勢手術を実施。心のケアも重ねた結果、今では笑顔一杯の子達が、新しい家族を待っています」

ーご寄付くださる方へメッセージをお願い致します。
「人間の都合に振り回された動物達が、皆様のご支援で新しい犬生のスタートラインに立つことが出来ました。(※2025/6/29現在、12頭のうち約半分の犬たちに新しい家族が見つかりました)ありがとうございます。これからも行き場のない動物達を救う活動を行ってまいりますので、引き続き応援していただきますよう、よろしくお願い申し上げます」
より詳細なアークさんのお世話の様子は、 インスタグラム や ブログ で確認する事が出来ます。是非一度ご覧ください。
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