寄付したお金の使い途レポート

第3号 東日本盲導犬協会さん

『公益財団法人 東日本盲導犬協会』様へ 2012年3月末に32903円の
寄付をお届けさせていただきました。
寄付されたお金の使途について、
訓練部の堂岡由貴さんにお話をお伺いいたしました!

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【 1 】 今回の寄付を何にお使いになられる予定ですか?
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「まずは、皆さまから貴重なご寄付をいただき感謝いたします!
私たちは栃木にて盲導犬の育成を行っている団体です。
今回の寄付は、盲導犬の象徴でもあるハーネスに使わせていただければ
と思っております。以前、大量に作成したハーネスの在庫がなくなり
新しく作成しようと考えていたところでした。
いただいた寄付の額ですと、ちょうど2本分のハーネスとリード分に
相当いたします。」

訓練部の堂岡由貴さん。笑顔が素敵な女性です。犬たちの訓練のほかに、広報担当として忙しくしています。訓練部の堂岡由貴さん。笑顔が素敵な女性です。犬たちの訓練のほかに、広報担当として忙しくしています。

「こちらが、ハーネスになります。当協会が使用しているものは
革製になりまして、犬が装着したときには背中にバッグがくる
形になっております。」

ハーネスを付け、どこか嬉しそうな訓練生です!ハーネスを付け、どこか嬉しそうな訓練生です!

『お仕事中』と書かれた場所には本来なら盲導犬という表示が入り、その下のポケットには盲導犬の証明である証明書が入るそうです。『お仕事中』と書かれた場所には本来なら盲導犬という表示が入り、その下のポケットには盲導犬の証明である証明書が入ります。
オレンジのバッグ部分には、ビニールやタオルを入れている方もいれば、特に何もいれていない方、障害者手帳を入れている方等様々なようです。

「ハーネスは、犬とユーザーさんをつなぐ大切なもの。
人間同士でいえば、手と手をつなぐようなものだと思います。
ですので、みなさんハーネスは大切に使われますね。
使用期間は長いと思います。
犬たちが、引退するまで使用されている方がほとんどです。

戻ってきたハーネスを見ると、その使い込まれた様子から、
ユーザーさんと盲導犬の歩んできた歴史を感じます。」

当然ですが、簡単に外れたりしないよう頑丈に作られています。馬具の職人さんが作る場合もあるのだとか。当然ですが、簡単に外れたりしないよう頑丈に作られています。馬具の職人さんが作る場合もあるのだとか。

「犬たちは、ハーネスを付けるとやはりお仕事モードに入るようです。
とはいっても、ハーネスを付けているからと言って
全く問題を起こさないかといえばそうでもなく、
やはり環境によって集中が切れたりすることも勿論あります。
が、ハーネスを外している時はやはりリラックスしているように
感じるので違いはあるのではないでしょうか。 」

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【 2 】 寄付をいただいた方へメッセージをお願いたします。
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「盲導犬育成は、ご存じのとおり寄付で成り立っております。
昨年の東日本大震災の影響からか、長く続いている景気の影響かは判りませんが、
今年は例年に比べ寄付が減っている傾向にあります。

ただ、盲導犬を持ちたいという希望はあり、まだまだ育成が必要です。
寄付が良質な犬たちの育成につながりますので
大切なご寄付を当協会へくださり、心より感謝しております。」

訓練生たち。訓練中以外はとても楽しそうにリラックスしています。訓練生たち。訓練中以外はとても楽しそうにリラックスしています。

やはり「犬が大好き!」な堂岡さん(猫も大好きなそうですが!)「犬LOVE!」が隠しきれない堂岡さん(猫も大好きなそうです!)

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【 3 】 盲導犬カレンダーの宣伝があるとか??
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「そうなんです!2013年のカレンダーの販売を開始しました。
こちらは、ご自身のペットの写真が掲載できるカレンダーになっています。
毎年大変好評でして、今月募集を開始したところです。
よろしければ、お申込みいただけると嬉しく思います!」

 

盲導犬カレンダーです。メイン写真は盲導犬になります。
盲導犬カレンダーです。メイン写真は盲導犬になります。

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公益財団法人 東日本盲導犬協会さんの犬への訓練方針は、
陽性訓練といって、犬の良さを伸ばしていく方針です。
「人も犬も住みやすい」世の中を作っていきたい、と
堂岡さんはおっしゃっていました。