寄付したお金の使い途レポート

【第40号 公益社団法人 日本介助犬協会さん】 障がい児のいるご家庭に犬との素敵な暮らしを

アニマル・ドネーションはみなさまからお預かりした寄付金を認定団体様へお届けしています。

 

伴侶団体の『公益社団法人 日本介助犬協会』さんに、7月に38,835円、9月に35,481円をお届けしました。

今回は管理部の荒木さんに寄付金の使い道についてお聞きしました。

寄付金は訓練犬、PR犬、繁殖犬たちの医療費に

ー今回の寄付を何にお使いになったか教えてください。

皆さまからお寄せ頂いたご寄付は、介助犬を目指す訓練犬や、普及活動を担うPR犬、繁殖犬たちの
ワクチン接種など獣医療費に充てさせて頂いております。心より感謝申し上げます。」

 

障がいを持つお子さんのいるご家庭の犬との暮らしをサポート

ー寄付者の皆様にお伝えしたい最近の活動トピックスがあれば教えてください。

「障がい者・障がい児の方がいるご家庭に、キャリアチェンジ犬(介助犬になるよりも家庭犬として生活する方が向くと判断された犬)を引き合わせる『With Youプロジェクト』を実施しています。

 

介助犬を目指す訓練犬たちですが、すべてが介助犬になるわけではありません。

私たちが大切にしていることは、一頭一頭の性格や個性を見極めることです。

その結果、介助犬になるよりも家庭犬として生活する方が向く犬は、キャリアチェンジ犬として一般のご家庭へお譲りをしています。

 

ご家族に障がい者・障がい児の方がいるご家庭に対し、細かく相談にのり、通常より長めのお試し期間を設けるなど、人と犬、両者の個性を丁寧にマッチングして犬を譲渡する取り組みが、この『With Youプロジェクト』なのです。

 

『発達障害がある我が子が犬の世話をするようになった』『犬に本を読み聞かせをする姿を見て感動した』などご家族の方からお声を頂いております。

子供たちにとって犬が兄弟のような存在になったり新たな力を引き出す存在になったりしていることを

親御さんからお聞きし、私たちも改めて犬達から多くのことを学んでいます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャリアチェンジ犬を家族に迎えることを検討される方の中には、様々な困難を抱え、犬との生活を諦めていた方も多くいらっしゃいます。

私たちは、そんなご家族とじっくり向き合い、犬達にとっても、ご家族にとっても良い出逢いを作れるような取り組みを行ってきました。

今後も『With Youプロジェクト』としてこの取り組みを継続し、障がい者や障がい児のいるご家庭に合う犬を積極的にご紹介していきたいと思っています。

人にも動物にもやさしく楽しい社会をめざして

ーご寄付くださる方へメッセージをお願い致します。

「いつも介助犬を応援して下さり、ありがとうございます。

これからも良質な介助犬の育成はもちろん、『人にも動物にもやさしく楽しい社会をめざして』をモットーに犬が持つ“人を笑顔にする力”を多くの方にお届けしたいと思います。

with youプロジェクト』については、私たちの介助犬総合訓練センターのある愛知県長久手市の

『ふるさとながくて寄附金』を通じてのご支援も頂けるようになりました(〜12/31)。

アニマルドネーション様を通じてのご支援とともにご活用をご検討頂けますと大変幸いです。」

 

介助犬協会のふるさと納税


介助犬協会さんが介助犬を育成するだけではなく、家庭犬として障がいを持つお子さんのいるご家庭を支援する活動をしていることはまだまだ知られていません。

 

愛知県長久手市にはシンシアの丘という介助犬総合訓練センターがあり、見学会を実施しています。

そこで普段あまり知ることのできない訓練の様子はもちろん、介助犬協会さんのご活動について詳しく知ることができます。

介助犬のことを、楽しく学べる素敵な機会です。お近くの方は是非参加されてみてください。

シンシアの丘見学会について

 

ぜひ日本介助犬協会さんのご紹介・ご寄付のページも併せてご覧ください。

※掲載の文章・写真はアニマル・ドネーションが許可を得て掲載しております。無断転載はお控えください。