「セーブペットプロジェクト」の活動レポート

SPPを通じてフレンドアニマルメディカルセンター様よりご寄付をいただきました

茨城県水戸市の動物病院、フレンドアニマルメディカルセンター様がSave Pet Project(以下、SPP)に協力したいと、2014年の春から病院内に募金箱を置いてくださいました。約2年が経ち募金もたくさん集まったとご連絡をいただき、アニドネアンバサダーの松原が病院を訪問し、大畠院長と阿部看護師お2人からお話を伺いました。

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松原:保護犬保護猫のための募金を本当にありがとうございます。SPPの募金箱を設置することになった経緯をお聞かせください。

大畠院長:動物病院として何らかの形で社会貢献したいとは以前から考えていました。メリアル・ジャパンさんからSPPについてお聞きした時に、不幸な動物たちのためになるならと、院内で募金する形で参加させてもらいました。

阿部看護師:現在、病院内には3種類の募金箱を設置していますが、このSPPの募金箱にお金を入れて下さる方が一番多いです。通院の度に必ず財布の中にある小銭を全て入れて下さる方もいます。「自分に出来ることはこれくらいしかないから」とおっしゃって。

大畠院長:皆さんからの心のこもった募金ですので、その想いも届けることができて良かったです。保護活動をしている方は、様々な問題と直面することがあると思いますが、これからもできる範囲で協力を続けていきたいと思っています。

松原:お預かりした募金は皆さんの想いも合わせて動物保護団体さんに確実にお届けします。
院内の掲示板には新しい飼い主さんを募集している犬・猫の情報や、県内の殺処分に関する新聞の切り抜きなどが掲示されており、保護活動に積極的だという病院の姿勢が表れていると思いました。具体的な保護活動もしていますか?

阿部看護師:当院には猫を拾ったという方が3日に1人はいらっしゃいます。ほとんどの方が自宅で引き取りますが、中には自宅では飼えないので預かって欲しいとのことで、もう1年半病院にいる猫もいます。毎日私たちがお世話しているので、これも保護活動になりますね。

大畠院長:繁殖された犬の中には先天性の異常を持って生まれて来る犬もいます。これまでは殺処分の対象になっていましたが、私たちはそういう犬たちをブリーダーから引き取り治療をし、時には難しい手術を実施して一般家庭でも飼育できる状態にした上で、新しい飼い主さんを探すという取り組みも行っています。

松原: 最後に、殺処分を減らしたいという想いを持つ一般の飼い主さんにアドバイスをいただけますか?

大畠院長:飼い主さんに出来ることは、まず去勢避妊の手術だと思います。当院に通われる方にはお勧めしています。まだまだ動物病院に犬や猫を連れて来ない方もいるので徹底するには私たちの努力だけではなかなか難しいのですね。

阿部看護師:ムダ吠えなどの問題行動を理由に犬を手放す飼い主さんには、しつけで解決する方法もある事を知っていただきたいです。他にも動物病院で新しい飼い主さんを募集するチラシを貼ってもらう、あるいは、動物保護団体に相談するなど、できることはたくさんあるので、保健所へ連れて行くという選択はしてほしくないです。

松原:大畠先生、阿部さん、本当にありがとうございました!

フレンドアニマルメディカルセンター http://friend-amc.sakura.ne.jp

Save Pet Project http://n-d-f.com/spp/