「メディア向け勉強会」報告レポート
予想を超え来場者2000名、大盛況で終了いたしました!
このサミットのため遠方から来てくださった方も多数!
アニマル・ドネーションは協力団体として、 当日のボランティアスタッフの他、 「メディア向け勉強会」を担当させていただきました(*^^*) 26日には小池知事も来てくださりました。
「殺処分をゼロに!」と発言くださり、 メディアでも多数紹介されました。
もともと大変な愛犬家、心強いお言葉でした!
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●小池知事&滝川クリステルさんの対談記事
http://blogos.com/article/188363/
●一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル サミットの紹介ブログ
●アニマルウェルフェアサミット フェイスブック
https://www.facebook.com/animalwelfaresummit/
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この記事では、アニドネが担当したメディア向け勉強会を レポートいたします。
*写真:ケニア・ドイ氏撮影
今回の勉強会は、アニマル・ドネーション代表 西平衣里が企画&当日の司会をいたしました。
そして海外からのゲスト講師として、ドイツ在住のアルシャー京子さん。
アルシャー様は、ドイツ在住18年の獣医師兼ドッグ・ジャーナリストでドイツ語圏を含むヨーロッパの犬事情・動物保護事情を日本語で広く発信しておられます。
そして、もう一名が、スウェーデン在住22年のドッグ・ジャーナリスト 藤田りか子さん。
藤田様は、犬の繁殖管理や福祉の先進国であるスウェーデンをはじめとする、北欧の犬情報・ヨーロッパ各地の純血種に詳しい方です。
実は、お二人とも海外在住のため、 3人そろっての打ち合わせは当日となりました。
藤田さんと西平はこの日が初対面というキャスティング。
なぜ「メディア向け勉強会」を企画したか、は、 こちらの記事で紹介しております。
https://www.animaldonation.org/blog/media_article/929/
ひとことで言えば、、日本の動物問題を解決するには、、 メディアの方々のチカラが必要だから、です。
アニドネが立ち上がって約5年、 とてもよい方向に向かっていると思っております。
私たちは寄付サイトの運営が主務ですが、 現場を知ることをとても大切にしています。
殺処分の動物たちを救うために 献身的に活動する方々は増えました。
獣医師や動物業界の企業が 活動に本気で取り組む姿もあります。
でも根本的解決はまだまだ、難題山積み、 法規制も大変重要で。。。
問題は多岐に渡ります。 感情的に「動物を大切に!」と伝えるだけでは、 多くの方々の興味、賛同は得られないでしょう。
まずは正しい現状を知っていただきたい。
一般の方に伝えるためには、 まず「メディアの方々に知ってほしい」、 そして正しい情報を番組や記事で伝えてほしい、と 考えました。
なので、勉強会の構成は以下のプログラムにしました。
1、日本の現状について 西平
2、アニマルウェルフェアという概念 アルシャー京子さん
3、擬人化というフィルターの功罪 藤田りか子さん
そして、後日以下の資料をメディア限定で配布いたしました。
1、海外の先進事例紹介
2、国別データ比較
3、フランス人とペット
4、コンテンツが与える影響力・海外比較からみるペットの表現の違い
5、動物福祉を考えるための本と映画 参加した方からのお声です。
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★動物系のサイトを作っている会社の方がはっとしたことばかり、と。
使う写真ひとつとっても今までの常識が合っていたのか考え直したい。
付き合いのある制作会社にも伝えたい。
いろいろな気づきを与えてもらった、、、
★講師の方は、なかなか激しいご意見でしたね(汗)
おっしゃっていることは私も前からわかっていたことなので、そんなに大きなGAPを感じませんでしたが、初めて「擬人化」などという言葉を聞いた記者は理解できたのか不安でした。
「動物好きの偏った意見」というふうに捉えられてしまうとあまりメディア側もまともに受け取ってくれないので、ほかメディア関係の方々がどのように感じたのかが気になりました!
あと、滝川クリステルさん&小池さんのニュースが大々的に放送されて、どうしても 本当にコアな今回のような話は少しもニュースなどで露出されていなかったのがとても残念ですね。。。
しかも、今回のイベントの事を愛護イベントって言う表現してしまっているという。。。。
★後日送られくる資料が、とても良さそうです。社内で勉強会を開こうと思います。
★継続的に活動をお願いします
★ディスカッションタイムがなくて残念
★もう少し具体的な事例について意見を聞きたかった
★プレゼン・登壇される場合は原稿化してほしかった。メッセージをはっきりしていただけると良かったと思います
★時間がなさすぎて残念
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次回への反省と構想です。
メディアの方には引き続き知っていただきたい、ですが メディアの種類によってアプローチも違うであろう、 ではどんな情報がいいのか、を分析したい。
海外情報に偏りがあるので、より広い範囲でリサーチをすべき。
また、日本より数十年レベルで問題を改善した国に学ぶべきヒントがあるのでは?
動物を大切にすることで得られる人間への効用、そのエビデンスが 紹介できないか、、、 今回の勉強会を担当させていただき、 アニドネスタッフは大変頑張りました。
資料作成は徹夜、でした(>_<) リサーチすればするほど、根深い問題が掘り起こされました。
ですが、日本の動物福祉を世界トップレベルにするため 自分たちでできる限りを尽くしたつもりです。
大変多くの方にご協力いただきました。
みなさまのご協力を無駄にしないよう、 今後も尽力する所存です。