認定団体の活動レポート

アニドネ認定団体【はーとinはーとZR】里親会レポート<1>

2019年9月29日(日)、アニドネの認定団体「はーとinはーとZR」さん(以下はーとさん)の里親会が開催されるということでお邪魔してきました!

 

場所は、中浦和駅から徒歩10分ほどにある「SJDフレンズドッグクラブ」。広々とした屋根つきのドッグランでの開催です。

SJD フレンズドッグクラブ

 

受付では、たくさんのボランティアスタッフさんが準備をしていました。

はーとさんのスタッフはお揃いのTシャツで!白とピンクがあり、気分で選んでいいそうです!

はーとinはーとTシャツ

 

 

 

はーとinはーとZR代表の池上奈穂さん。

この日池上さんもご自身で飼われている元々保護犬の5匹のわんちゃんと保護犬1匹(黒ポメラニアンのはるみちゃん)を連れてこられてました。

6匹のワンちゃん達は池上さんが動くとアヒルの赤ちゃんのようについていく姿が可愛らしかったです。

池上さんは現在他に里親募集中の保護犬を6匹預かっているそうです!

はーとinはーと池上さん
はーとinはーとZR代表の池上さんと保護犬のはるみちゃん(黒ポメラニアン)と池上さんのわんちゃん達

 

※保護犬のはるみちゃんは里親会後に里親さんが決定したそうです!

譲渡して終わり、ではない。里親会を続ける理由

年に一度里親会を開いているはーとさん。月2回の譲渡会だけでなく譲渡先に犬を届けたり、保護の手続きをしたりと多忙な中、里親会を開催する理由を代表の池上さんに伺いました。

 

取材を受ける池上さん

 

ー今回の里親会は何回目の開催になりますか?

「里親会は毎年行っていて、今回で5回目の開催になります。」

 

ー1回の里親会にはどれくらいの里親さんが参加されるのですか?

「これまでは1日で開催していたのですが、去年は100組もの里親さんが参加されたので、今年は2日に分けました。今回は各回50組くらいです。」

 

ー100組の里親さんが来る里親会!準備はさぞかし大変と想像します。

「はい、夏ごろから各里親さんのご家庭に里親会のご案内をハガキでお送りして、参加人数が確定してそこから場所探しをしたり準備に取り掛かります。その間に月2回の譲渡会もありますので正直準備は大変です。」

 

ー里親会を開催するのは大変そうですが、なぜ里親会を続けていらっしゃるのですか?

「譲渡して終わり、ではないと思っています。里親さん達とは譲渡後もコミュニケーションをとっていくのが大切だと考えています。それに、私と里親さんという関係だけでなく、里親さん同士の横のつながりを作ってほしいと思って開催しています。」

 

ー里親会以外にも里親さん同士のコミュニケーションはありますか

「はい、この里親会に加えてFacebookでも里親さん専用のグループを作っています。希望される方にはこのグループに招待をして、みなさんに“ウチの子自慢”をしてもらっています。」

 

ーそういったコミュニケーションがあれば里親会でも仲良くなれそうですね

「Facebookでコミュニケーションを取っているので、里親会でも初対面というよりは“やっと会えた!”という感覚で仲良くなれるようです。そこから連絡先を交換して、お花見に行ったりドッグカフェで集まったりと里親様同士で会われている事もあるみたいで嬉しいです。」

最年少は10歳!里親会を支えるボランティアスタッフさん達

里親会では、たくさんのボランティアスタッフの方がお手伝いに来られていました。

スタッフの方は主に預かりボランティアの方々だそう。

中には小学三年生の女の子もいて、代表の池上さんは後継者だと思っているとのこと!

 

はーとさんのボランティアスタッフの多くは代表の池上さんの努力や方向性に共感して協力しているようです。

 

はーとボランティアスタッフさん

 

 

保護活動を続ける中で、里親会に込める想い

そんなたくさんのスタッフさんの中でも、ベテランスタッフの大河原さんに取材をして保護活動についてお話しを伺いました。

 

はーとボランティアスタッフ大河原さん
長年保護活動をしている大河原さん

 

ーどういった経緯ではーとさんに参加されているのですか?

「はーとinはーとができる前から池上さんとは知り合いでした。その頃私は千葉で池上さんは東京の別の団体で活動していました。その後池上さんがはーとinはーとを立ち上げるという話を聞き、池上さんの目指す所が私が考えている方向性と同じだったので手伝うようになりました。」

 

ーはーとさんではどんな事をされていますか?

「群馬や横浜など関東圏でのレスキューをしています。他には、保健所からの依頼で、小学校に保護活動の啓蒙イベントを行ったりしています。」

 

ー長年保護活動されてる中で感じた事を教えてください

「昔に比べると犬や猫を飼う人が増えました。それに伴って飼い主の教育をきちんとしなければいけません。いくら殺処分ゼロや保護活動をしていても、やはり根本的には飼い主の意識を変えなければ意味がないと感じています。子供と動物のふれあいの場を作ることも長い目でみて重要なことだと考えています。」

 

秋田犬千くんとボランティアスタッフ大河原さん
はーとさんの保護犬で秋田犬の「千くん」は現在里親募集中(※)で譲渡会にも参加します! (左から)千くん、大河原さん、アニドネ取材スタッフ ※2019年10月時点

 

 

譲渡後も見守り続けることの大切さ

今回の取材を通して、里親会の意義の深さを感じました。代表の池上さんがおっしゃるように、「譲渡して終わり」ではなく、譲渡後は里親さんと里犬ちゃんにとっては「始まり」です。その新しい生活を定期的な里親会という形で見守り続けるはーとさん。普段のレスキューや譲渡会、譲渡手続きなどでも大変な中、里親会を続けられているのは、他でもない保護犬やその新しい飼い主さん達のことを第一に考えているからだと感じました。

 

はーとさんの里親会レポート<2>は、新しい里親さんと暮らすワンちゃん達を紹介します!

 

はーとinはーと里親さん

 

 

アニドネ認定団体『はーとinはーとZR』の団体情報や寄付の詳細はこちらです。代表の池上さんの想いも詳しく掲載されています。

https://www.animaldonation.org/group/8342/

 

 

 

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