【一般社団法人 ゆめまるHAPPY隊】地域に支えられ、笑顔で活動できる幸せ
2022年にアニドネの認定団体となった「一般社団法人 ゆめまるHAPPY隊」さんは、長野県松本市に大型のシェルターを構え、松本保健所と協同して犬の保護活動に取り組んでいます。
保護された犬は、みんな‟ゆめまる隊員“の一員です。常時50頭前後の隊員と奮闘する国本代表に活動についてお話を伺いました。
確実に幸せに出発できることを目指して
ー‟ゆめまるシェルター”は、とても広いですね。運営はどうされているんですか?
「敷地面積1085㎡で、大小6つのドッグランがあります。約50頭前後の隊員が暮らしていますが、みんなここでのびのびと過ごしています。大型犬から小型犬、老犬もたくさんいます。それぞれにいろんな事情を抱えて入隊してきた犬たち。つらい思いをしてやってきた分、確実に幸せな出発ができるようにと、心を込めてお世話しています。でも、この規模を維持するには私たち夫婦だけではたちゆきません。ありがたい事に、常にボランティア隊員さんが支えてくれているんです。もう10年近く通ってくださっている人も。曜日ごとにメンバーが変わるので、犬たちもボランティア隊員の顔ぶれで、今日は〇曜日だ!って思っているかもしれませんね(笑)」
ーゆめまるHAPPY隊が大切にされていることは?
「携わった犬は本気で幸せにするということですね。松本保健所に収容された犬のほとんどをウチで預かっていますが、人馴れしていない犬もいるし、臆病なために噛んでしまう子も。元気過ぎて手に負えない子もいますが、どの犬ともいつか分かりあえることを信じて、そして全員が笑顔で暮らせることを目指してお世話しています。私たちは、じっくり時間をかけて向き合うことが、すごく得意なんです。いつか素晴らしい家族と出会ってほしい。でももし出会えなかったとしても、ゆめまるシェルターで最期まで安心して暮らしてほしい。できることは限られていると思いますが、今自分たちができることを、一日一日大切に積み重ねていきたいと思います」
ーボランティア隊員さんと、嬉しいエピソードがあったそうですね?
「はい。もう何年も毎週日曜日にお手伝いに来てくださっているご家族がいるんですが、先日、ゆめまる隊員の里親になってくださったんです。ボランティアをはじめた頃、小学生だったお姉ちゃんは、もう高校生に。幼稚園に通っていた妹さんは、中学生に成長されて。いつも深い愛情を持って、丁寧に犬たちに向き合ってくださるご家族です。大切な家族とのお別れを乗り越えて、ついに新しい子を迎え入れてくださることになりました!それも、廃業したブリーダーから保護した隊員を2匹も‼皆さんでたくさん幸せになっていただきたいと思います」
ー譲渡会など、具体的な活動内容を教えてください。
「2011年にここ松本市で活動をスタートしてからずっと、松本保健所と協同して迷い犬の返還や、行き場を失った犬の譲渡推進に取り組んでいます。保健所の会議室をお借りしての譲渡会も開催しています。隊員たちの紹介パネルを掲出し、気になる犬が見つかった方には、実際にシェルターでお見合いをしていただきます。お見合いは毎週末に開催しているんですよ。また、地元の企業さまにお声がけいただき、イベントに参加することもしばしば。松本市のみなさんが私たちの活動を支えてくださっているから、こうやって続けられているんだと、とても感謝しています」
ー最後にアニドネ支援者様へメッセージをお願いいたします。
「いつもあたたかい応援をありがとうございます。これからも応援してよかった!と感じていただけるような活動を続けていきたいと思います。これからもどうぞ変わらぬ応援をよろしくお願いいたします」
これからも「一般社団法人 ゆめまるHAPPY隊」さんの活動へのあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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