認定団体の活動レポート

【一般社団法人 アニマルハートレスキュー】コロナ禍で行う譲渡活動について

アニドネの認定団体である「一般社団法人 アニマルハートレスキュー」さんは、神奈川県内だけでなく、他県からの引き取りや他団体との連携を通じて1つでも多くの命をつなごうと毎日奔走しています。長引く新型コロナウイルスの影響もあり、一時は譲渡会を開催できずに大変苦慮しているというお話を伺っていましたが、活動の歩みを止めず、さまざまな工夫と感染対策を行いながら、新しい譲渡の形を作り出しています。

 

最近の活動状況や今後の活動について、お話を伺いました。

 

コロナ禍で増える引取り依頼と里親希望

新型コロナウイルスの影響で、多くの方の生活様式や仕事の在り方が変わった昨年頃から、ペットを家族に迎える方が多くなったという話題をよく耳にします。
その一方で、せっかく家族として迎えたワンちゃんやネコちゃんを簡単に手放そうとする飼育放棄もあとを絶たないという現実があります。

アニマルハートレスキューさんでは個人からの引き取りはしませんが、安易に手放されるペットたちがいることにとても心を痛めています。

 

また、「犬や猫を飼うならペットショップではなく、保護団体から引き受けたい」という方も増えているということで、レスキューされた犬猫達が生涯幸せに暮らせる家族とのマッチングに力をいれています。

月に数回レスキューされてくる多くの犬猫達を救うために、搬送ボランティアさんや預かりケアボランティアさんが多きな役割を果たしていることが、アニマルハートレスキューの強みになっています。

毎週10頭以上のレスキュー犬やネコちゃんたちが、預かりボランティアさんのご家庭や、里親希望のご家庭にトライアルに行っているという喜びの声を伺うこともできました。

 

レスキュー後、預かりさんのお宅でのリラックスした様子の子犬たち

 

 

熊本県でレスキューされた大型犬も飛行機でやってきました

 

増えつつある個人飼育の多頭飼育崩壊

もうひとつ多くなっているのが個人飼育「多頭飼育崩壊」からのレスキューです。ブリーダーではなく個人飼育で数十頭の犬や猫を飼育をしているケースがあり、中には大型犬の多頭飼育崩壊レスキューもありました。

千葉県ではドーベルマンの多頭飼育崩壊があり、フードでの支援や救済支援の申し出などを根気強く行い、数頭ずつの救出と譲渡を引き続き行っています。アニマルセラピーハウスでは愛情をかけながらトレーニングを続け、本来の生き生きとした表情を見せるドーベルマンの姿があります。

 

アニマルハートレスキューが行うコロナ禍の譲渡活動「セレクト譲渡会」

いまだに収束が見えない新型コロナウイルスの影響ですが、アニマルハートレスキューでは今までの同じような譲渡会が行えない中で、あらたに「セレクト譲渡会」という取り組みを始めました。

密を避けながら、事前予約制で譲渡会に来場いただくというもので、事前にメールで面会希望のワンちゃんやネコちゃんを募集欄より伝え、必要な申請書を提出してから、次回譲渡会の指定時間に面談します。トライアルやお預かりが決まれば、ご自宅までワンちゃんを送迎してもらう流れになっていて、第三者との接触を避けながら、譲渡に向けたお話を進められるようになっています。

 

詳しい取り組みについては、アニマルハートレスキューさんのHPをご覧ください。

 

到着直後は身体検査やシャンプーを行います。時には深夜までかかることも!

 

 

猫たちも預かりさんボランティアさんのおうちでリラックスできます

 

アニドネでは引き続きの支援を行うと共に、各団体さんの状況を継続的に記事をご覧の皆様にも発信できたらと考えております。

応援を宜しくお願いいたします。

 

 

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