今年で5年連続!日本福祉大学で動物福祉の特別講義


こんにちは。

アニドネスタッフの粂です。

アニドネでは、メディアや一般の方向けに動物福祉に関する勉強会を実施することが出来ます。

国内外での動物福祉に関する最新情報や諸外国との比較など、常に新しい情報収拾を心がけており、今までセミナーや勉強会も数多く実施して参りました。

愛知県にある日本福祉大学の子ども発達学部の学生さんに向けて、特別講義をする機会をいただき、今年で5年連続開催となりました。

写真は日本福祉大学HPより抜粋


 

◆日時:2021年7月1日 9:20-10:50
場所:オンラインとリアルのハイブリッド
対象者:日本福祉大学の学生さん
人数:182名
テーマ「動物福祉について〜知ることから始めよう〜」
講師:粂ひとみ



今年は、『動物福祉について〜知ることから始めよう〜』というテーマで、

日本の動物福祉の現状や、コロナ禍において動物たちがどんな影響を受けているか、近年の諸外国の取り組みなどをお話ししました。


昨年は完全オンラインでの講義でしたが、今年もオンラインでの開催と一部教室でのリアル講義となりました。

そのため過去最大人数の学生さんが講義にご参加くださいました。

※写真は一昨年の講義の様子です。今年はオンラインと一部リアル講義(透明パネルとマスク着用、ソーシャルディスタンスあり)となりました


そして今年も大変嬉しい感想を多く頂きました!

一部許可を得て共有させて頂きます。

 

◆「今までは人間のためにしか福祉はないと思っていました。

ですが、動物にも私たちと同じく『ふつうにくらせるしあわせ』を提供しなければならないという決まりがあることを知りました。

しかし、海外と比べて日本は、まだまだ動物福祉への認知や概念、法律が曖昧な部分が多く課題はたくさんあると感じました。  私は、動物が好きです。それと同様に人間の子どもも好きです。

少し話は逸れますが、親から虐待を受け、家庭で暮らすことができず、施設での生活を余儀なくされる子どもたちが沢山います。保育できる環境にいないにも関わらず、安易な気持ちで子どもをつくり、放任怠惰、虐待を我が子にする親が私は許せません。

今日の話を聞いて、保護されている動物たちも同じ状況に置かれているなと思いました。人間の勝手で売買され、飼う側も飼い始めだけ満足して、違ったと思ったら十分な飼育をしない無責任な行動をとることが、考えられないです。

私は将来、施設で様々な課題を抱えながら生きている人たちに寄り添い関わり、自立していけるように支援していきたいと思っています。また、このように誰かのために尽くしたいという気持ちを、助けを求めている動物たちのためにも私ができることから行動に移し、救える命を救っていきたいと思いました。  本日は貴重なお話をしていただきありがとうございました」

 

◆「ひとみ先生、貴重なお話を聞かせて頂きありがとうございました。私は今ペットを飼っていないのですが、今回この講義をうけてもし将来ペットを飼うときは保護犬や保護猫を飼うことも視野にいれようと思いました。また、動物に対する虐待が今もあるという現状や寄付金を募るときに保護犬、保護猫と偽って飼い主を探す団体があること等、今回の講義を受講しなければ得ることができなかった学びがたくさんあるので、今回お話を聞けてよかったです。そして、海外と日本の比較で日本が少し遅れているということを知って、今後日本ももう少し海外のように犬や猫等の動物に対する制度などが整っていったらいいなと感じました。

さらに、アニマルドネーションという言葉を初めて聞き、寄付する団体を20団体から選べるという事等、今回動物福祉について学んだので私も寄付する等自分のできることをやってみたいと思いました。そして、今回の話を聞いて動物福祉について興味をもつことができました。ありがとうございます」

今年は、コロナ渦において動物や保護団体さんがどんな影響を受けているのかについてもお話しさせていただきました。



また、昨年からアニドネ の認定団体でもあり日本介助犬協会さんが『付添犬』のプロジェクトを開始したこともあり、付添犬についての感想もたくさん頂きました



 

◆「コロナ渦で、いつもニュースでは人間の患者さんなどを取り上げることが多いため、動物たちも大きな影響を受けているということはあまり考えていませんでした。在宅期間が増えて、ペットショップでの売り上げが伸びている一方で、適切な世話ができずに手放されるペットが増えているという事実を知って、ショックでした。でも、コロナにかかって長期入院する患者さんや経済的に困窮した人の引き取り依頼が原因の一つと知り、たしかにこの状況ではペットを飼い続けるのも難しいことが分かりました。 裁判所の証言台に立って女の子が話すとき、女の子の足下でイヌがグーグー寝ていることで安心感が持てたというエピソードは、イヌのかわいらしさが伝わってくる素敵な話だと感じました」

 

◆「今回は講義をしていただきありがとうございました。楽しく受けることができました。今回、動物福祉についてお話を聞いて、人の福祉しか考えていませんでしたが、動物も同じように福祉が必要だということを知りました。私は正直動物と接することが苦手です。ですが、見ることは好きで、テレビとかで可愛い犬とか猫を見ます。その可愛い姿とは裏腹に多くの動物が人間によって辛い思いをしていることを改めて知ることができました。そういった現状をTwitterで見たことがあり、それは心が痛むものでした。これからその現状が少しでも良くなればいいなと思います。私に出来ることとしては、もし募金ボックスなどを見たら寄付をしていきたいです。今回はありがとうございました」

 

◆「今回は素敵な講義を本当にありがとうございました。私が今まで知らなかった日本の動物に対する現状を知り、あまりにも悲惨だと感じました。動物介在療法のように動物には人間以上に人の心に寄り添い気を
和らげることも出来る素敵な生き物です。そんな動物達をモノのように扱っている現状を今すぐ見直すべきだと思いました。母犬が子供をたくさん産ませられていることや子犬が、本当はいけないのに小さいところに閉じ込められているなど動物に対する扱いが酷すぎると思いました。もっと動物の良さを広めてモノのように扱う考えを変えていかないと今の現状は悪化するだけだと思います。コロナウイルスにより経済的に厳しいなどどうしようもできない所もあるけどそこは制度を作るなど動物の幸せを保てるようにするべきだと思いました。 今回の講義で動物の幸せについてよく考えることができました。本当にありがとうございました」


学生さんたちは講義を毎回とても真剣に聞いてくださいます。そしてとても素敵な感想をお一人お一人が丁寧に書いてくださいます。

全てを紹介したいのですが、一部を抜粋してご紹介いたしました。

 

 

また毎年この特別講義の機会を作ってくださる、日本福祉大学教育心理学部の亀山洋光先生にも動物福祉の講義に参加した感想を頂戴しました。

 

ー人の福祉のプロフェッショナルである亀山先生から見て、日本の動物福祉にどんな印象を持ちましたか

 

「私が5年前初めて動物福祉の講義を聞いたときは、学生の素直な意見と同様に、人の福祉にまだまだ多くの課題が残されているのに、動物への福祉なんてずーっと先のことでは?と思っていました。
 社会福祉の学びを進める時に、つい細かな制度に目を向けていき、ついつい細分化しすぎて全体に繋がりの視点を失いかけてしまうことがありますね。
 他の福祉分野でもある課題ですが、別々の課題を統合(インテグレート)させる発想だけでなく、包括(インクルージョン)する視点を持つことで『何かのため』から『すべてのため』になることによって解決される課題もあります。
 今では学生の感想にもあった、「『人か動物か』ではなく『人も動物も』」に向かう途中なのかなという印象です」

 

ーアニドネ の動物福祉の講義を聞いた学生の皆様の反応はいかがですか?

 

「『人か動物か』ではなくて、『人も動物も』だということがわかりました。」、「私は動物は好きじゃないけど、好き嫌いとは違う次元の話でした。」、「うちのこは確かにペットじゃなくてパートナーです」、など様々な感想を受け取ります。
 また講師のひとみ先生の伝え方も大変わかりやすく、厳しい現状の話題になっても関心を持って聴くことができると評判です。
 私が担当する『社会福祉論』の講義で学生に大切にして欲しいと常に伝えているのは、『多角的な視点や論点を持つこと』です。
 制度や歴史を単純に暗記するのではなく、背景や心情を推察し、自らの考えを持つことを重要視しています。
 講義を重ねる毎に視野が広がっていくのを感じるという声を受け取るのですが、『動物福祉』はそのタイトルだけで学生に『えっ、なにそれ?』という衝撃を与えていますね。
 その分、学生からは『大きな学びになった』というコメントが投稿されます」

 

ー毎年特別講義を開催させて頂いております。今後アニドネ のセミナーに期待することを教えてください

 

「『人も動物も『命ある存在です。一見残酷に捉えられそうな課題であったとしても、それこそ『生きるとは何か、生活するとは何か』について考察する機会に繋がっていると感じます。
 なので、今ある事実の情報をより多くの人に発信していただけることを期待しています。
 ありがとうございました」

 

今後もアニドネ では、企業様に限らず学生の皆様や一般の方向けにもセミナーを展開していきたいと考えております。

 

日本福祉大学の学生の皆様、亀山先生、今年もありがとうございます!!