アニドネセミナー

アンファー株式会社様にて、アニドネ動物福祉勉強会

アニドネでは現在セミナー事業として、メディアや一般の方、企業様向けに動物福祉に関する勉強会を実施しております。

今回のアンファー株式会社様は、『予防医学のアンファー』のスカルプDでおなじみの企業様です。現在、犬のためのシャンプーと、被毛をドライする前に吹きかけるトリートメントミストを開発中です。

 

そして、大変ありがたいことに新商品開発と同時で犬のためのご寄付も検討されており、アニドネにお声がけをいただきました。

ぜひ、動物福祉のことをお伝えしたく、オンラインでセミナーとなりました。

 

2021年9月3日、社長の叶屋 宏一様をはじめ、犬の製品を開発担当の方、愛犬家の社員の方など12名が参加くださいました。

アンファー株式会社HP

 

◆日時:2021年9月3日 12:00-13:00
場所:オンラインzoom
対象者:アンファー株式会社 社員対象
人数:12名
テーマ「日本の動物福祉の課題と未来」
講師:西平衣里

 

社員の皆さまの感想に大変励まされました。

 

◆「保護犬たちについてテレビ等で見たり、小学校の頃殺処分について学んだ事はあったのですが、目を背けたくなるなと感じていました。 実家で飼っているミニチュアシュナウザーは、ブリーダーさんから購入したのですが、身体が他の子よりも小柄で高く売れると考えたのか、段ボールに入れて隠されていたようです。両親がそれを見てすぐ購入を決めたそうですが、未だにダンボールを見つけて入るとその中でじっと動かなくなってしまいます(落ち着くだけかもしれませんが)。 他に何かされていたのではないかと思うと胸が痛くなります。 今は家族の一員として溺愛されているので幸せと思ってくれていたら嬉しいなと思っています。 人間と同じように、犬だけでなく命あるものは大切にされるべきで、幸せであるべきだと思います。 知ることから少しずつ出来ることを考えていきたいと思いました。 ありがとうございました。」

 

◆「私は昨年まで愛犬を飼っており、ブリーダーの問題など知ってはいたものの詳しい内容にはどこか目を背けていた部分がありました。 今回のセミナーを聞いて犬が好きだからこそしっかり現実を知っておくべき内容だと思いました。 最近ではホームセンターのペット陳列禁止や、国内線でペットが同伴搭乗を導入するエアライン企業の動きもあるので、 『かわいい』から飼う、だけではなく家族の一員として責任を持ってペットと一緒に過ごせる世の中になってほしいと思います。」

 

◆「私自身いち犬の飼い主として反省することが多い内容でした。
特に印象に残った内容が3点。

一つ目は『犬に正常な行動をさせてあげること』
どうしても犬を人間の子供扱いしてしまい、
犬の習性などを無視していたかも、と思うことがありました。
散歩、犬の服、食べ物・・・本来犬はどんなことを望んでいるのか、改めて『犬』(や他の動物について)多くの知識を得る必要があると実感いたしました。

二つ目は欧米と日本(日本を含むアジア)との犬への概念の違い。
スライドにもありましたが、ヨーロッパでは電車内に人間と犬が同じように乗車していたり、同伴できるお店が多かったりするのはどうしてかと今までも感じておりましたが、(日本ではペットという愛玩動物は人間の所有物、といった感覚で「パートナー」ではないと感じます。)またお話にありました『宗教観や死生観のちがい』もある、ということで腑に落ちました。

三つ目は『保護犬』がブームになり、営利目的で保護犬を利用していることもあるということ。
また周りには、動物嫌いな方や動物アレルギーの方がいるのも事実です。
これから動物と共生する社会をつくるには、我々飼い主の動物への正しい知識と、動物をとりまく社会環境や状況を正しく知ること。周りへの配慮を徹底していかなくてはいけないし、今ある日本のペット業界、社会を変えていき、1匹でも不幸な動物をうまないようにする必要がある、これから少しでもその力になりたいと思った時間となりました。」

 

 

今回お話を聞いてくださった社員様は愛犬家の方も多く、保護犬と暮らしている方もおられました。また犬好きが高じて仕事をしながら、トリミングの学校に通っている社員様も。社長様もボストンテリアと暮らしていたご経験があるそうです。

熱い想いを持って新商品を開発中のみなさまの動物に対する愛を感じ、アニドネとしては企業様の取り組みに感謝を感じました。

 

社内で動物福祉について勉強したい、何かイベントを実施したいという企業様からのご依頼は大歓迎ですのでいつでもお声掛けください。

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

※掲載の文章・写真はアニマル・ドネーションが許可を得て掲載しております。無断転載はお控えください。