認定団体の活動レポート

沖縄から海を超えて。県外の仲間と協力しながらの里親探し

アニドネでは認定基準通過団体へ寄付をお届けした後に、活動内容や最近の課題などをうかがい活動報告を公開しています。

今回のレポートは『特定非営利活動法人おきにゃあわんネットワーク』です。沖縄に拠点を構え、県外の愛護団体や沖縄県各市町村と連携して、犬猫の飼養スキルの底上げを目指したイベントの開催や、学校にて犬や猫への接し方や命の大切さを伝える啓発活動、そして一頭でも多くの命を救うための保護活動を行なっています。

全国の仲間と協力し沖縄から県外にも譲渡を

ーここ数ヶ月のアニドネからの寄付は何に使われていますか?

「保護した猫を県外へ譲渡する際の空輸費や食費、日用品費、医療費として大切に使わせていただいています。私たちは沖縄で活動している団体ですが、猫の譲渡活動は県内だけでは厳しく、県外の方々にもご協力いただき、県外譲渡も多く行っています」

 

ー最近はどのような子を保護されましたか?

「動物病院の無い離島からカラスに目を傷つけられた猫を保護しました。てんかん発作がありその治療も継続中です。不妊手術は治療の状態をみながら行いました」

カラスから何とか一命をとりとめた「りんご」

 

また、猫風邪がひどく目の状態の悪い子猫も保護しました。点眼等の治療を継続した結果、状態が良くなりました。とてもかわいい子猫になり、譲渡に繋げることができました」

保護した当初

離島の猫問題にも向き合う日々

ーおきにゃあわんネットワークさんは啓発活動にも力を入れていらっしゃいますが、最近の取り組みを教えてください。

「外猫の多い沖縄県北部で高齢者の方々を中心とした「猫の飼い方講座」を行っています。地域猫の糞尿問題や不妊去勢手術に関するご相談、飼い主が高齢になった場合に猫を病院へ連れていく方法など、様々な猫問題を地域の方々から直接伺い、解決策を一緒に考えています」

今帰仁で実施した猫の飼い方講座

 

沖縄は保護できる人の数よりも、保護をしたい犬や猫の数の方が何十倍も多い現状を抱えています。また、特に離島にいくと猫に関する意識が県外とは乖離があるケースもあり、猫問題の解決には地元の方々との地道なコミュニーケーションが欠かせません。「人間のマナーやモラルの向上、社会全体での意識改善がなければ、何頭保護をしても処分される数はゼロにはならない」という意識のもと、おきにゃあわんネットワークさんは日々活動を続けていらっしゃいます。

こうした活動を支えるために、『おきにゃあわんネットワーク』さんへのご寄付もよろしくお願いいたします。

 

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