「Heart to Heart キャンペーン」の活動レポート

Heart to Heart Story 【ツキネコ北海道】

胃ろうを経て回復した保護猫に夢中。

特定非営利活動法人 猫と人を繋ぐツキネコ北海道からぶんがちゃ君をトライアル中の加藤さんにお話を伺いました

 

北海道で初めて猫の相談窓口を開設した、猫と人を繋ぐツキネコ北海道は札幌市を拠点に保護活動と保護猫カフェを両立しています。加藤さんはツキネコ北海道主催の譲渡会で出会った保護猫を家族に迎え入れる前のトライアル中です。

 

 

「私は子どものころから犬派ですが、猫派の夫の話を聞いて『ツキネコカフェ』に通い始めたんです。だんだん猫を飼いたくなって、トライアルもできる保護猫を迎えました。家族というか子どもみたいな存在だなぁと思って猫が大好きに。それから縁があって犬1頭と猫2匹になりました。10月にさっぽろ東急百貨店でツキネコの『猫レクション』というイベントがあったので足を運んでみたら、ぶんがちゃ君がいたんですよ」

 

 

「なでたらのどをゴロゴロ鳴らして、うちの猫たちより懐かれちゃってびっくりしました。すごくかわいいって惹かれましたね。推定12歳だけど、人がすごく好きなところが魅力だと思って。私だけじゃなくてうちの猫とも相性が合うかなと考えていたら、スタッフの方に声をかけられて、トライアルすることになりました」

ぶんがちゃがツキネコ北海道へ来てトライアルに行くまでの経緯を、ツキネコ北海道の猫担当スタッフの曳地さんに伺いました。「ぶんがちゃは函館市の多頭飼育崩壊の家庭から保護された猫です。最初は元気でしたが、3週間ほど経って胃液を吐くようになり、動物病院で治療を始めました。食欲が落ちて嘔吐が止まらなかったので、獣医師の提案で体の負担が少ない胃ろうによる栄養補給を行うことに。それから幸いにも数日で退院でき、食欲が戻っている様子を確認してから胃ろうの穴を塞ぎました。それからも真菌や下痢などの不調が続き、ぶんがちゃが元気になるまでHeart to Heartキャンペーンの支援で医療を続けることができました」

 

胃ろうの跡がまだ残っていた当時のぶんがちゃ君

 

加藤さんはこれまでのぶんがちゃの体調を聞いて、自分で対応できるのか不安になったそうです。「でもそれを上回るかわいらしさがあってトライアルをお願いしたんです。家に連れ帰ってから、まずその食欲にも驚きました。胃ろうをするほど弱っていたのが信じられないくらい。治療費の支援のキャンペーンのおかげで助かる命が増えていることを実感しますね。ぶんがちゃはまだトライアル中ですが、思い入れがあるので家族として迎えるつもりです」

 

トライアル中のぶんがちゃ君の様子を加藤さんからヒアリングする曳地さん

 

ツキネコ北海道でキャンペーンの支援を受けたもう1匹の猫はヒロシです。鎖肛(先天性の肛門奇形)により、自力で排便できない状態でした。獣医師と相談して肛門の拡張手術を行ったりして治療方法を模索。便がついた皮膚がかぶれないように包帯を巻くなど、スタッフ全員で試行錯誤を繰り返しましたが、保護から5カ月後に亡くなりました。

 

 

「ヒロシは人も猫も大好きで、自分もつらいのに病気の子に寄り添ってくれるやさしさがありました。みんなに愛された子を看取れたことが救いです。すべての保護猫がハッピーエンドを迎えるとは限りませんが、支援による手厚いケアで助かる猫はたくさんいます。みなさんのお力添えで、ぶんがちゃのように幸せに向かう猫を増やしていただけたらうれしいです」

 

ツキネコ北海道の吉井美穂子代表理事と猫担当スタッフの曳地多美マリアさん

 

 

特定非営利活動法人猫と人を繋ぐツキネコ北海道
https://tsukineko.net

 

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