寄付したお金の使い途レポート

譲渡が難しい犬たちの命を輝かせるために

アニマル・ドネーションはみなさまからお預かりした寄付金を認定団体様へお届けしています。

 

「全ての犬を笑顔に」をモットーとして、埼玉・千葉を中心に東京・神奈川・茨城などへも活動を広げている『特定非営利活動法人アグリドッグレスキュー』さんへ、2024年11月に375,459円、12月に79,054円、2025年1月に43,354円の寄付金をお届けしました。

 

寄付金をどのように使われたのか詳しくお話を伺いました。

 

譲渡の難しいシニア犬やハンディのある犬をお世話するloving hands(ラヴィングハンズ)

ー 今回の寄付をどのようにお使いになりましたか

 

「アグリにはloving hands(ラヴィングハンズ)という制度があります。

シニアの子やハンディのある子でも、同じ命として大切にしたい、という想いからつくられた制度で、いまは8頭の子が在籍しています。ご寄付は、この子たちの日々のごはんや医療費に使わせていただきました」

 

━ loving handsにはどのような犬たちが暮らしていますか

 

「メーテル(18歳)と鉄郎(17歳)。この子たちは親子で、事情があって昨年12月にアグリっ子になりました」

譲渡が難しい犬たちのお家loving-handsで暮らす保護犬

 

「17歳のタイミーは、これまで3回の手術、口内メラノーマ(癌)の手術も経験しており、下顎骨も切除されています。肺などへの転移もみられ、きっと体はしんどいのだと思いますが人懐っこくかわいい性格をみせてくれます」

譲渡が難しい犬たちのお家loving-handsで暮らす保護犬

 

「12歳の柴犬ミックスのするめは、つい最近手術を乗り越えて今は元気にボランティアさんに甘えています。歯科手術とおしりまわりのシコリを取り除く手術。これでごはんが食べやすくなってますます元気になることでしょう」

譲渡が難しい犬たちのお家loving-handsで暮らす保護犬

 

「一番長く滞在しているのはロッシ。2016年からですからかれこれ8年半。水頭症であることがわかり、loving handsの子になりました。ぬいぐるみのように白くてかわいいロっちゃん、いまは触られることも嫌がるようになってしまいましたが、それでも元気ですし、預かりさんにとってはかわいい我が子のような存在です」

譲渡が難しい犬たちのお家loving-handsで暮らす保護犬

 

「loving handsの子は看取りとなることも確かに多いのですが、それでも、ご縁はゼロではないのです。たとえばウィローくん。10歳以上のハイシニアで視覚障害もありました。それでも保護犬を探していたママさんが『ビビっと来た!』といって迎えてくださっていまではそれはそれはかわいがられ、幸せに暮らしています。ウィロー君には申し訳ありませんが、当時は『奇跡が起きた!』とボランティアのだれもが驚いたものです」

譲渡が難しい犬たちのお家loving-handsで暮らす保護犬

 

ー ご支援くださる方々にメッセージをお願いいたします

 

「ひとつの命を救うのは、簡単ではありません。こうしてシニアやハンディのある子をたくさん見てきたから、心からそう思います。でもだからこそ、アグリは1頭1頭の命を輝かせたい。この子がここにいる限り守ってあげたい。そう思うのです。

 

この子たちはアグリのloving hands犬として生きていくことができる、その状況を確保することができました。こうして命をつなぐことができれば、シニアでも、ハンディがあっても、幸せなずっとのおうちが見つかることもゼロではありません。

 

そして万が一、看取ることになったとしてもボランティアさんたちに囲まれて、毎日「かわいいね」「いい子だね」と声を掛けられ、愛を感じながら虹の橋を渡っていくことができます。

 

こうした難しい判断ができるのも、アニドネさんやアニドネさんを通じて応援・支援してくださる皆様のお力があってのこと。私たち保護団体だけでは、この子たちの命を守ることはできません。この子たちに関わってくださった全ての皆様に感謝いたします」

 

 

譲渡が難しく、手もかかる犬たち1頭1頭が、命を輝かせて生き切るために、

深い愛情を持って接しているアグリドッグレスキューさん。これからも皆様の温かいご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。

 

この子たちの日常をお届けするloving handsのブログもぜひご覧ください。

https://ameblo.jp/loving-hands-aguri/

 

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