人間の都合で犠牲になる命を1頭でも救いたい
アニマル・ドネーションではみなさまからお預かりした緊急支援基金を、10頭以上の多頭飼育崩壊レスキューに入り5頭以上引き取られた団体様へお届けしています。
今回は保護団体の『わんわんさくちゃんお日様の会』さんへ2024年11月29日に60,000円をお届けしました。
レスキューの詳細と基金の使い途について、代表の東雲さんにお話をうかがいました。
高齢になったブリーダーによる劣悪な環境から救出
ー多頭飼育レスキューの依頼はどこからありましたか?
「福岡県に住む高齢のブリーダーから連絡を受けました」
ーどのような経緯だったのでしょうか?
「高齢になり犬の世話が追い付かずに途方に暮れているから助けてほしいと連絡があり、詳しく話を聞くと、自身の終活を考えるほど体力がおち、犬の世話が出来ないため、廃業を考えているとのことでした」
ー状況を教えてください
「現地に向かうと劣悪な環境に犬達が放置されていました。高齢のブリーダーには廃業を約束させ、状態の悪い子から救出。他団体と連携し、合計24頭の犬達を数回にわけてレスキューし、当団体では6頭を保護しました」
保護した子全員に新たな家族が!
ー今回の寄付はどのようにお使いになりましたか
「救出時、健康状態が悪い子もいたため、血液検査や糞便検査、耳・目・歯・皮膚の検査、エコー等の各種検査や投薬治療の医療費に使用しました。幸い、今回の保護した子はみんな、新たな家族が決まりました!安心できる環境で幸せに暮らして欲しいです」
ー最後に、支援者の皆さまにメッセージをお願いいたします。
「以前、高齢ブリーダーが繁殖引退犬をビニール袋にくるんで窒息死させた事件がニュースになりました。動物に関わる法律が厳しくなったことで、行政指導も入り、廃業を決意するブリーダーも増えてきています。良い事ですが、その人間の都合にふりまわされ、居場所がなくなる犬が増えてます。今回救出した子達もそうですが、人間の都合で犠牲になる命を1頭でも救いたい、その思いで活動しております。いつもあたたかいご支援を本当にありがとうございます」
わんわんさくちゃんお日様の会は、保護動物たちが犬らしく快適に過ごせる飼育環境を強化するために、現在、施設の大改造を行っています。通常の保護活動と並行して行われている、大改造の様子もブログで紹介しています。
これからもわんわんさくちゃんお日様の会へのあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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