1頭1頭に最善を尽くす保護活動を
アニマル・ドネーションは皆様からお預かりした寄付金を認定団体様へお届けしています。
アニドネ認定保護団体『特定非営利活動法人アニマルレフュージ関西(通称アーク)』さんには、2024年8月58,615円、9月43,092円、10月81,640円の寄付金をお届けしました。お届けした寄付金をどのように活用されているのか、担当の奥田様に伺いました。
保護団体だけでは辿り着けない本当のゴール
ー寄付金は何にお使いになりましたか?
「主に、保護した動物達の医療費に使わせて頂いています。中には高額な費用を要する手術が必要な子もいますが、皆様のご支援のおかげで最善を尽くしてあげることが出来ています。本当にありがとうございます」
「ただ、最善を尽くした治療はゴールではありません。保護動物にとっての本当の幸せはやはり『家族に迎えられる』こと。譲渡についても、犬の性格・迎え主様の環境やご希望などをしっかり考慮し、最善を尽くす様に努めています」
動物と一緒に生きる素晴らしさは長さじゃない
アークさんが『最善を尽くした』リホーム(※新しい家族として迎えられる事)で幸せを掴んだロペ。迎え主の奥田様にお話しを伺いました。
ーロペは7年以上アークにいました。どうしてロペをお迎えしたのでしょうか?
「アークさんにおすすめされたんです。アークのスタッフさんは犬の性格を熟知しておられますが、こちらの希望や許容範囲も考慮したアドバイスをくれるんですよ」
ーロペの病気や高齢であることに躊躇はありませんでしたか?
「病気なんかはどうっちゅうことない(※どうということはない)。人間と一緒で上手に付き合っていけば良いだけのこと。成犬の方が性格も分かっているし、アークさんで基本的な躾もしてくれているので、生活しやすいですよ。確かに高齢なので一緒に生活できる時は短いですが、ただ側に居てくれれば、それだけで満たされます。犬と一緒に生きる素晴らしさは長さじゃありません」
ロペを推薦したアークのベテランスタッフ西瀧さんにも、お話を伺いました。
ーどうしてロペを推薦なさったのですか?
「ご希望が『奥様がお散歩できること』ということだったので、引きが強くないロペをオススメしました。ロペにしても他の犬が苦手だったので、1頭飼いなら大丈夫かなと考えました」
ー他犬が苦手だったロペですが、リホームしてからはご近所のトイプードルとも遊んでいるとのこと。どういう事でしょうか?
「家族に迎えられて心が満たされたんですね。リホームして問題行動が改善されることは、実は多いのです。シェルターでは人間と関わる時間が短いため、足りない”何か”があるのでしょう。いくら施設の環境が良くても、家族の一員になる事に勝らないと思います」
迎え主は『保護活動に取り組む仲間』
2024年10月27日(日)篠山シェルターでは、ロペの様にアークを卒業した保護犬と迎え主様が集まる一大イベント『同窓会』が開催されました。暑くもなく寒くもない程よい良い気候の中、続々と集合する悪魔や魔女の可愛い事!
どの卒業生も、『家族の一員』として幸せに暮らしている様子が伺えます。
卒業生ワンコ達も、兄弟犬や同じ場所からの保護犬に会って、楽しそうです。
そんな卒業生や迎え主様の様子を見て、アークスタッフも嬉しそうです。
卒業ワンコ・迎え主様・アークスタッフの誰もが笑顔のこぼれる、素敵なイベントでした。
同窓会では、保護犬をきっかけに人同士のご縁も繋がるようで、会場全体には『保護活動に取り組む仲間』としての連帯感が漂っていました。『よりお家が見つかりにくい子を迎えてあげたい』とおっしゃる迎え主様も多くおられて、『迎え主様、ボランティアさんには本当に助けられています』とは担当の奥田さん談。団体スタッフだけでなく、一般の方と連帯感を持って活動することが、アークさんの活動の根本を支えているんだなと感じました。
日々、行き場のない保護動物の最善を目指して頑張るアークさんに、皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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