寄付金のおかげで負傷猫も躊躇なく医療に
アニマル・ドネーションは、独自の選定基準で通過した認定団体へ確かな寄付をお届けしています。
そして、その使途内容を詳しく聞いてレポートしています。
今回は、神奈川県座間市にある「ざま野良猫を増やさない会」さんのレポートです。
座間市内にある通称「ざまねこ」さん。野良猫トラブルは地域の環境問題として、野良猫の問題を減らすために会を発足しました。TNR活動を通し、地域猫活動の推進と保護譲渡活動を行っています。
アニマル・ドネーションがお届けした寄付金は、2024年5月92,641円、6月115,666円、7月110,785円。皆様からお預かりした寄付金をどのように使われたのか、担当の宮崎さんにお聞きしました。
負傷したドン君の断脚手術
ーここ数ヶ月のアニドネからの寄付は何に使われていますか?
「主に、保護猫、特に譲渡の難しい病気や怪我を抱えた猫の医療費、療養食、日々のフードや衛生用品等に使わせていただいております」
ー具体的な活動事例や背景、エピソードを教えてください。
「猫が増えていると相談が入り、メンバーが下見に行った現場で茶トラの猫を見つけました。後ろ足がブラブラしてて明らかに骨折してる様子。見つけたメンバーが治療してあげたいと捕獲器をかけたらすぐに入った猫がドンくんです。レントゲンの結果、骨折ではなく骨が溶けているとのこと。また出血もしていて感染症も起こしているので断脚が望ましいとのことでした。断脚したら外で生きて行くことは厳しいので保護となりました。しばらくは当会でお世話していましたが、餌やりさんが引き取りお世話してくれることになり安住の場所を得ました」
捕獲当時のドン君
「⻑い外での生活のため、エイズ陽性、貧血の進行慢性腎不全、足のための感染症など単なる断脚手術とはいきませんでしたが、術後の経過も順調で、今ではエサやりさんの元、家の中で過ごせることができています」
療養中のドン君
「当会では成猫は余程の事情がない限りは保護はしておらず原則、地域猫として地域の方に見守っていただいていますが、生命の危機にある猫や抱っこ出来るほど慣れている猫に関しては保護しています。成猫は、みんなとても人懐っこくかわいいのですが、怪我や病気はさまざまで、日々の体調管理の必要性や突然の体調不良もあり譲渡をするのはなかなかハードルが高いのも事実です」
譲渡会やマルシェを積極的に開催
「ざまねこ」さんは毎月譲渡会を開催しています。併設しているレストラン「ラ・リチェッタ」内にあるざまねこ事務所が会場です。
また、5月にはマルシェを開催。地域に向けて「ざまねこ」さんの活動を積極的に広めていく活動もかかせません。
ざまねこFacebookやInstagramでも譲渡会やマルシェの情報を発信しています。ぜひご覧ください。
いつもざまねこ事務所にいる猫が好きな推定2歳の女の子。ロミちゃん。
性格はさみしがり屋で穏やかでちょっとびびり・・。大人の猫とゆったり過ごしませんか?
迎え主(新しい飼い主)さん募集中!!
ーアニドネ支援者様へのメッセージをお願いいたします。
「ご支援くださりありがとうございます。当会で保護した猫たちの大多数が迎え主(新しい飼い主)さんのところで幸せな生活を送っていますが、中には命の危機からレスキューした子たちもおり、ご支援のおかげで保護猫たちを躊躇なく医療にかけてあげることができています。今後とも人と猫が住みやすい地域社会の実現を目指して活動いたします。宜しくお願い致します!」
さまざまな活動に日々奮闘されているざまねこさんへの寄付でのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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◆「ざま野良猫を増やさない会」さんのご紹介ページはこちらからご覧いただけます。
※掲載の文章・写真はアニマル・ドネーションが許可を得て掲載しております。無断転載はお控えください。
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