能登半島地震で被災した犬。新しい家族を求める15歳の春

アニドネの認定団体である「認定特定非営利活動法人 アニマルレフュージ関西(通称アーク)」さんでは、能登半島地震で被害にあった犬や猫の保護を積極的に行っています。

2月7日に飼い主さんから保護した真っ白い雑種のエディソン君。彼の紹介をします。

能登半島地震で被災した白い犬
2009年3月生まれ。2024年で15歳に。自然の中にあるアークのシェルターで、スタッフさんと一緒にお散歩

 

珠洲市の自宅は倒壊。無傷で助かった白い犬

2024年1月1日の地震により、珠洲市の自宅は倒壊してしまいました。が、その時に車庫にいたエディソン君は建物の倒壊の下敷きにはならず怪我をすることなく助かりました。

飼い主さんは、お母さんと息子さんの二人家族。被災後は2次避難先の白山市に避難。避難先には愛犬は連れて行かず同市の親戚宅で預かってもらっていたそう。そんな中、金沢市で入居が決まったのはペット不可の住宅。

それでエディソン君のために、新しい飼い主を探してもらえる保護団体のアークさんへご連絡をしたそう。

アークのスタッフは、車で現地に向かい飼い主さんと直接会い、アークでの譲渡ポリシーなどを説明をし犬を引き取ることになりました。

能登半島地震で被災した白い犬
石川県から関西にあるアークさんへ移送

 

保護後はメディカルチェック。そして新たな犬生への道へ

保護した後、アークでは、メディカルチェックをし一定期間隔離をします。ウィルスなどを持っているとシェルターに居る他の犬に移しかねないからです。
犬にとっても、環境変化はストレスになります。ですので、犬の様子もよく見ながら安定して生活が送れるようにスタッフたちがケアをします。エディソン君は、周りの心配をよそにすぐに環境には馴染めたそう。

 

アークのスタッフさんのコメント

「シェルターにやってきて緊張することはなく、すぐに甘えてくれました。顔周りを撫でるとうっとりして、すりすり甘えてくれます。お散歩が大好きで、ぴょんぴょん跳ねながら歩く姿がすごく可愛らしいです。他の犬とは相性次第では同居可能だと思いますよ。お気に入りの女の子には、男らしく猛アタックする一面もあります。治療系も大人しくさせてくれます。」

 

 

能登半島地震で被災した白い犬
シャンプーもおとなしくできる。より真っ白のイケメンになったエディソン君

 

能登半島から避難
痩せているため現在増量中、食へのこだわりが強いタイプだそう

 

地震がなければ、ずっと能登で暮らしていたであろうエディソン君。エディソン君の残された犬生が豊かになることが、手放す決断をした飼い主さんが一番安心することかもしれません。保護団体さんは常日頃から、行く先のない犬や猫を保護し、その犬猫の性格にあった飼い主さんとのマッチングを行っています。アニドネでは、このような活動をする団体さんをオンラインで寄付ができます。ぜひ、ご支援ください。

 

寄付をする

 

アークさんのHPから、エディソン君の飼い主募集ページを見ることができます。

 

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