「セーブペットプロジェクト」の活動レポート

SPPを通じてひまわり動物病院様よりご寄付をいただきました。

東京都練馬区で開業されているひまわり動物病院様から、病院で処方したフロントラインの収益の一部をSave Pet Project(以下SPP)を通じてアニマル・ドネーション(以下アニドネ)に寄付したい、とのうれしいご連絡をいただきました。早速、アニドネアンバサダーであるわたくし松原が院長の牧貴宏先生を訪ねてまいりました。

松原:SPPは、病院で処方されたフロントラインの売り上げの一部を使って飼い主様のいない犬や猫への支援活動を行っていますが、今回活動にご賛同いただき、病院独自で寄付しようと思われた理由を教えてください。


牧先生:以前から犬・猫の殺処分問題に関しては個人的にも何かできないだろうかと考えていました。しかし、実際に行動に移すのは容易ではありません。そんな時に活動を開始していたSPPを知りました。SPPは、病院から処方されたフロントラインを飼い主様が投与するという普段からしている行為が、自動的に飼い主様のいない動物たちへのサポートとなるシステムで、とても参加しやすいと思いました。また、活動内容にも信頼がおけますし、寄付先の動物保護団体の審査基準をしっかり持っているアニドネのような団体経由で寄付できるのも理想的です。

松原:日本の動物福祉に関する先生のお考えをお聞かせください。

先生: 我々獣医師がやらなければならないことは多くあります。獣医師会の先生方とは、地域の動物福祉について頻繁に討議し行動を起こしています。例えば、迷い動物への対応です。迷い動物が多く届けられる施設の一つに警察の交番があります。しかし、ほとんどの交番にはマイクロチップリーダーが設置されていません。せっかくマイクロチップで登録している動物であっても、リーダーで読み取ることができないので、すぐに飼い主様の元にお返しすることができません。そこで、交番ごとのマイクロチップリーダー設置を求めて獣医師会から区役所に働きかけを行っております。他にも、練馬区と言えば災害時の同行避難実現化の先駆け的な地区ですが、獣医師の役割はとても大きなものになっています。

松原:SPPとアニドネについてのアドバイスをいただけますか?

牧先生:SPPもアニドネも素晴らしい活動をしているので、もっと知名度があっても良いのではないでしょうか?飼い主様の中には自分のペット以外であっても動物がかわいそうな目にあっていたら救ってあげたい、自分も何かしたいと思っている方が多いと感じます。SPPやアニドネのように飼い主様が気軽に参加できる動物保護活動があることが伝われば、多くの飼い主様に賛同いただけると思います。

松原:牧先生、本当にありがとうございました!いただいたご寄付は是非有効に使わせていただき、飼い主のいない子たちの幸せづくりに励みたいと思います。今後ともSPP、アニドネの活動を広めるためにお力をお貸しください!

ひまわり動物病院
http://www7a.biglobe.ne.jp/~himawari-AH/