真夏のお散歩は朝4時？！砂漠のドッグラン！灼熱ドバイのちょっと過酷な犬の生活<海外情報レポート・ドバイ編①>
世界一高いビルや世界唯一の7つ星ホテルがあり、
アラブの富裕層や世界のお金持ちが集まるアラブ首長国連邦（UAE）のドバイ。
さぞかし犬たちも贅沢な生活を送っているのかと思いきや意外な現状が…
ドバイのペット事情は、長年ドバイに住む犬を愛する日本人Madokaさんにご紹介いただいて、保護犬と共にドバイで生活するMareeさんに取材をさせていただきました。
Profile
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Mareeさん
🐾経歴🐾 |
お散歩は超早朝のみ！ドバイでの生活は暑さとの戦い
ドバイは中東に位置していて、一年を通して暑い気候が特徴です。冬の気温でも24度で、7月8月の真夏は平均42度という灼熱の街でもあります。
ー夏の平均気温は40度以上！犬たちにとってこの暑さはどうでしょうか
「暑さに弱い犬にとっては住みずらいという現実はあります。特にパグやフレンチブルなどの呼吸がしずらい犬種や、ハスキーのように寒い地域で過ごす犬種にはツラいようです。」
ーこの暑さの中でお散歩はどうしてるのでしょうか？
「高層ビルやアスファルトが多いドバイの真夏は、体感温度で50度を超える事もあります！その状況で犬のお散歩をすると暑さに負けるのはもちろん肉球の火傷にもつながります。真夏のお散歩は朝4時ごろに起きて行っています。」
ペットショップ＝フードやグッズ販売の場所
ーペットショップはありますか？
「以前はほとんどなかったのですが、ちょうど最近、大きなペットショップがオープンしました！ここではドッグフードやペットグッズが買えるようになったので助かります。」
ーペットショップでは生体販売はされていますか？
「ペットショップでは生体販売をしているお店も時々見かけますが、そこから買っている人は見たことがありません。私自身もペットショップで犬を購入するという感覚はありません。」
驚き！ドバイならではのドッグラン
ードバイならではのドッグランはありますか？
「ドバイと言えば砂漠がある事でも有名ですが、冬の過ごしやすい時期には砂漠のドッグランで遊ぶ事もよくあります。“Bark Park”というこの砂漠のドッグランでは、みんな楽しそうに走り回っていますよ。」
ー世界一の大きさを誇る室内ドッグラン！
世界一が好きなドバイですが、ドバイにはなんと世界一大きい室内ドッグラン「My Second Home」があります。年中暑いドバイで暮らす犬や飼い主にとっては嬉しい施設です。施設には犬用プールもあるようです。
ペットホテルはスイートでプール付き⁈
ーゴージャスなホテルが意外とリーズナブル
ドバイと言えば、七つ星ホテルやアラブの大富豪などのゴージャスなイメージがありますが、ペットホテルもゴージャス！お部屋はスイートルームだったり、室内の広々としたドッグランや敷地にプールがあるホテルもあります。値段は1泊5000円前後と日本のペットホテルとあまり変わらないので意外とリーズナブルなのかも？
暑さを乗り越えて！かけがえのない犬との生活
世界一広い室内ドッグランや素敵なペットホテルがあるドバイですが、やはり灼熱の暑さが犬にとっては住みずらい環境であることは事実です。
そんな環境の中、Mareeさんご夫婦は、早朝のお散歩や室内ドッグラン、プールなどに連れていき何とか暑さを乗り切ってBelleやGoblinくんとの暮らしを楽しんでいるようです。
ー過酷な暑さの中での犬との生活はどうでしょうか
「ドバイでの犬との生活は正直不便なところも多いです。でも何かと苦労も多いものの、犬との生活は何事にも代えがたい幸せな時間です。それにペット向けの施設も年々増えてきて、ドバイのペット事情は良い方向に向かっているのを感じています。」
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今回は、アニドネスタッフのMayumi Kanekoが取材しました。記者自身、2002年から3年間ドバイに在住していました。その際にドバイは犬を飼っている人が少なく、犬と触れ合えず寂しかったという記憶があります。たしかにドバイの気候は想像を絶する暑さですので人間だけでなく、犬にとっても大変な場所であるのは納得です。
この過酷な気候の中、ドバイで犬を飼うという事はきちんとした覚悟がないと貫けないのでしょう。Mareeさんとご主人は、強い責任感を持って、この環境下でいかにワンちゃん達が楽しく幸せに暮らせるかを考えていて素晴らしいと感じました。
次回はドバイの保護犬事情をレポートします。
※掲載の文章・写真はアニマル・ドネーションが許可を得て掲載しております。無断転載はお控えください。
