長野県上田市を拠点に、犬と猫の保護活動を続けている「特定非営利活動法人 一匹でも犬・ねこを救う会」。
2009年の発足以来、保護活動や多頭飼育崩壊のレスキューに加え、命の授業やイベント、相談窓口などを通じた啓発にも取り組んできました。


また、地元のホームセンターでの店舗譲渡会や、行政との協働による譲渡会など、さまざまな場所で譲渡会を開催しながら、地域の犬や猫の問題に向き合っています。
こうした活動を15年以上にわたって続けてこられた背景には、ボランティアスタッフの力だけでなく、活動を支えてくれる地域の方々の存在があります。
今回は代表の清原雅浩さんに、地域の皆さんが参加できる「アルミ缶回収」の取り組みについてお話を伺いました。

「アルミ缶を持って譲渡会へ!」

この取り組みが始まったのは、3年前。
きっかけは、シェルターから出る廃棄物でした。
廃棄物を回収してもらう際に、スチールとアルミを分ければ換金できることを、業者の方から教えてもらったそうです。
シェルターで使うフードの缶にも、アルミ缶がたくさん含まれている。
「それなら、アルミ缶を集めて活動に役立てよう」
そんな発想から、スタッフが提案したのがアルミ缶回収でした。
参考にしたのは、PTAなどでアルミ缶を集め、子どもたちの部活動の遠征費やユニフォーム代に充てている活動。
シェルターから出るアルミ缶だけでなく、地域の方に呼びかければ、飲料などのアルミ缶も集められるのではないか。
そうして始まったのが、
「アルミ缶を持って譲渡会へ!」
という呼びかけです。

「集まるときは、ぜひアルミ缶を!」

そう呼びかけるようになってから、集まる量はどんどん増えていきました。譲渡会などのイベントにも、たくさんのアルミ缶が集まります。

中には、両手いっぱいのアルミ缶を抱えて、笑顔で持ってきてくださる方も。

「これも役立ててください」

そんな思いとともに届けられたアルミ缶が、譲渡会の会場に少しずつ積み上がっていきます。 入口にアルミ缶が山になっていると、そこにたくさんの人の応援が集まっていることが、一目で伝わります。

年々、大きくなっている支援

集まったアルミ缶は換金され、その収益が「一匹でも犬・ねこを救う会」の活動に役立てられています。

その金額は、年々増加しています。

令和6年 378kg・64,470円
令和7年 555kg・102,553円
令和8年は9月現在で、すでに290kg、93,291円が集まっています。

「いくらになりました!」と換金額を報告すると、それを見て、さらにアルミ缶を持ってきてくれる人が増えるのだそうです。

地方は車で移動する機会も多いため、譲渡会に持参したり、業者へ持ち込んだりすることも、普段の移動のついでにできます。

家の片づけをしながら、不要になったアルミ缶を集める。

そして、それを譲渡会に持っていく。

そんな日常のちょっとした行動が、犬や猫を救う活動につながっています。

「自分にできること」で参加する

「一匹でも犬・ねこを救う会」の活動を支えているのは、保護活動に直接携わるボランティアだけではありません。

アルミ缶を集める人。

それを譲渡会に持ってくる人。

そして、その小さな支援を受け取り、活動につなげていく人。

それぞれが、自分のできることを持ち寄っています。

清原さんは、

「地域の皆様のご支援が集まり、つながって大きな力になっていることを実感しています!」

と話してくださいました。

さらに、

「自分ができること、できる時に参加していただければ、それが一番いい」

と話す清原さん。

「一匹でも犬・ねこを救う会」では、地域のさまざまな人が無理なく参加できる持続可能な仕組みを考え、その輪を広げています。

保護犬や保護猫を救う活動は、ボランティアだけでは支えきれません。

だからこそ、一人ひとりができることを持ち寄る。

「参加しやすい仕組み」をつくることも、ボランティアの大切な役割なのかもしれません。

譲渡会に並ぶ犬や猫の向こう側には、アルミ缶を集め、抱えて持ってきてくれる地域の人たちがいる。

そんな一人ひとりの応援がつながって、「一匹でも犬・ねこを救う会」の活動を支えているのです。

「一匹でも犬・ねこを救う会」さんを支える地域の皆さんの思いに、改めて心が温かくなります。

「一匹でも犬・ねこを救う会」さんへ、寄付で温かい支援をお願いいたします。

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