認定団体の活動レポート

アニドネ認定 保護団体ねりまねこさん 訪問レポート

2018年8月1日より、認定団体となって頂いたねりまねこさん理事のご自宅兼保護シェルターに伺いました。

二重になっている扉を開けて保護猫がいるお部屋にお邪魔すると、
地域猫活動中に保護した子、生後ひと月足らずでビニール袋に入れられて捨てられていた子など、
人との暮らしを練習中のいろいろな背景がある子たちがいました。




 

人への反応も様々です。
小さいときから保護されている子は人に慣れやすく、譲渡先も決まりやすい一方、
野良猫として外で過ごした期間が長い子は時にはシャーっと威嚇することも。

 



急に現れたアニドネスタッフの様子を確認した保護猫さんたち、
私たちが離れて少ししたら運動会が始まりました。

 

こちらのお部屋とは別に隔離用のお部屋と、
理事の亀山さんのお家の子が過ごすエリアは明確に分かれています。

万が一のときも病気を他の猫に広げないためです。

 

お話を伺ったお部屋ではトラさん(お家の子)にお出迎えいただきました。


人と猫が平和に暮らす社会の実現を目指し、地域猫活動を行うねりまねこさん。

お話を伺う中で、「人に慣れていない野良猫も愛情をもって時間をかけて向き合い、
人との環境や関係に慣れてもらうよう努力する。
それができない場合は、外に出たい子を閉じこめることになるので、
元々野良猫だった子を室内で飼うのはおすすめできない」という亀山さんの考えが印象的でした。

 

こちらは元野良猫で今はお家の子のカッパちゃん



ねりまねこさんの特徴は目の前の一匹を救える人を増やしたいというところ。

時には団体に助けを求めるだけの人もいるけれど、
助けたいキモチはあるけどどうしたらいいのかわからないという人からの相談に、
その地域の状況を確認してもらい、地域やその方に合う方法を一緒に探します。


 

「ひとりで全ては救えないけれど、目の前にいる一匹を救うことは特別な人でなくてもできます」
優しいだけじゃない言葉だからこそ相談者に信頼されるのだとアニドネスタッフは感じました。

 

ねりまねこさんの団体紹介ページ、ご寄付はこちらから可能です。

https://www.animaldonation.org/group/772/

 

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